令和3年2月定例会 第12回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(岩渕誠君)去る3月3日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案16件のうち、さきに決定いたしました5件を除く11件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第22号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、特定粉じん排出等作業に係る措置の命令に係る事務を新たに宮古市及び花巻市が処理することとするとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第23号一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、社会福祉業務手当の支給範囲を拡大し、及び支給限度額を引き上げるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、社会福祉業務手当のこれまでの支給状況及び支給限度額引き上げ後の対応等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第24号公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、派遣の対象となる職員の範囲を改めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第25号議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、財産の取得または処分に係る基準の特例を廃止するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、応急仮設住宅の解体及び災害公営住宅等の市町村への売り払いの状況について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第44号から議案第46号まで、議案第48号及び議案第49号の災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の受託の廃止の協議に関し議決を求めることについて、並びに議案第47号宮古市災害弔慰金等審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る宮古市災害弔慰金等審査会の運営に関する事務の受託の廃止の協議に関し議決を求めることについての6件についてでありますが、これらは、災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の関係市町村からの受託を廃止することについて協議しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第50号包括外部監査契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、契約者選定に当たっての考え方等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第39号えん罪被害者を一刻も早く救済するために再審制度の速やかな改正を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました本件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、(仮称)いわて被災者支援センターについて、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました(仮称)東日本大震災津波を語り継ぐ日条例については、意見交換等を行い、東日本大震災津波を語り継ぐ日条例案を取りまとめ、今定例会において、当該条例案が可決され、2月19日に施行されたところであります。改めて、関係各位の御協力に感謝申し上げます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君)次に、柳村文教委員長。
〔文教委員長柳村一君登壇〕
〇文教委員長(柳村一君)さきに当文教委員会に付託されました請願陳情1件につきまして、3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その結果につきまして御報告いたします。
 受理番号第41号県立高等学校再編計画後期計画最終案について丁寧な説明と慎重な協議を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、専門高校の産業教育について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に係る本県の取り組みについては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君)次に、神崎環境福祉委員長。
〔環境福祉委員長神崎浩之君登壇〕
〇環境福祉委員長(神崎浩之君)去る3月3日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案13件のうち、さきに決定いたしました4件を除く9件及びさきに付託を受けました請願陳情4件につきまして、3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第21号岩手県薬事審議会条例でありますが、これは、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第3条第1項の規定に基づき、岩手県薬事審議会を設置しようとするものあり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、薬事審議会委員の選定方法、地域連携薬局及び専門医療機関連携薬局の位置づけと患者との関係性等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第31号特定非営利活動法人等の設立の手続等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術を利用することができる事項の範囲を拡大するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第32号ひとにやさしいまちづくり条例の一部を改正する条例でありますが、これは、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律等の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第34号岩手県食の安全安心推進条例の一部を改正する条例でありますが、これは、食品衛生法等の一部改正に伴い、食品等の自主的な回収の報告を廃止するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第43号権利の放棄に関し議決を求めることについてでありますが、これは、過年度未収金に係る債権の回収が不可能または困難であるため、当該権利を放棄しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第51号岩手県環境基本計画の策定に関し議決を求めることについてでありますが、これは、環境の保全及び創造に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、環境の保全及び創造に関する基本的な計画を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、循環型地域社会を形成する上での環境教育の推進方法、県民に対する普及啓発の進め方等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第52号いわて男女共同参画プランの策定に関し議決を求めることについてでありますが、これは、男女共同参画の推進に関する施策の総合的かつ計画的な実施を図るため、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策についての基本的な計画を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県民に対する普及啓発及び意識づけの取り組み、プラン推進に当たっての新たな進捗管理の仕組みづくり等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第53号第2次岩手県地球温暖化対策実行計画の策定に関し議決を求めることについてでありますが、これは、地球温暖化対策並びに新エネルギーの導入の促進及び省エネルギーの促進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、地球温暖化対策並びに新エネルギーの導入の促進及び省エネルギーの促進に関する基本的な計画を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、温室効果ガスの排出削減目標設定に係る議論の経過、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の特別報告書に関する議論の状況、県の率先的取り組みの推進方法等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第54号岩手県食の安全安心推進計画の策定に関し議決を求めることについてでありますが、これは、食の安全安心の確保に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、食の安全安心の確保に関する基本的な計画を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第35号預託法及び特定商取引法の改正並びに執行強化を求める請願ほか3件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、新型コロナウイルスワクチン接種について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました女性医師から見た県立病院の課題については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君)次に、ハクセル商工建設委員長。
〔商工建設委員長ハクセル美穂子君登壇〕
〇商工建設委員長(ハクセル美穂子君)去る3月3日の本会議におきまして、当商工建設委員会に付託されました議案25件のうち、さきに決定しました22件を除く議案3件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第36号職業能力開発促進法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、普通課程等の訓練基準を改め、及び職業能力開発総合大学校で行う指導員養成訓練の訓練課程の見直しに伴い専門課程の訓練基準等を改めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、オンライン訓練に必要な施設設備及び指導方法の考え方等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第40号県立都市公園条例の一部を改正する条例でありますが、これは、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第41号県営特定公共賃貸住宅等条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県営特定公共賃貸住宅への入居の手続を改める等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県営特定公共賃貸住宅の入居状況及び老朽化対策等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第42号令和3年度岩手地方最低賃金改正についての請願ほか1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、コロナ禍における中小企業者の支援について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました新型コロナウイルス感染症に係る雇用への影響等については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君)次に、吉田農林水産委員長。
〔農林水産委員長吉田敬子君登壇〕
〇農林水産委員長(吉田敬子君)去る3月3日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました発議案1件につきまして、3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 発議案第1号岩手県主要農作物等の種子等に関する条例についてでありますが、これは、本県の主要農作物等の優良な種子等の生産及び普及に関し将来にわたり県が実施する措置等を定めることにより、主要農作物等の安定的な生産及び品質の確保を図り、もって本県の農業の持続的な発展に寄与しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、本条例に規定する県の措置等を実施するために必要な予算措置の見込み、伝統野菜等の種子の保存環境の整備方法等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県産りんごの輸出の取組について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました野生鳥獣による農作物被害の状況と被害防止対策については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君)これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。米内紘正君。
〔8番米内紘正君登壇〕

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