令和元年6月定例会 第17回岩手県議会定例会会議録

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〇環境福祉委員長(神崎浩之君) 発議案第1号につきまして、環境福祉委員会提案でありますので、委員長であります私から、提案理由の説明を行います。
発議案第1号東日本大震災津波の被災者の医療費窓口負担、介護保険サービス利用者負担等の免除に対する財政支援の強化を求める意見書でありますが、今期定例会において、請願陳情受理番号第94号東日本大震災被災者の医療費窓口負担の免除継続を求める請願及び請願陳情受理番号第95号被災者の医療費・介護保険利用料などの免除措置の継続を求める請願が環境福祉委員会に付託され、いずれも採択と決定したことに伴い、意見書を提案するものであります。
その趣旨を御説明いたしますと、東日本大震災津波により、本県では、本年5月末時点で1、600人余の方が応急仮設住宅等での生活を余儀なくされ、今なお多くの被災者の生活は厳しい状況にあります。このような中で、東日本大震災津波による被災者の国民健康保険及び後期高齢者医療制度における被保険者の医療費の一部負担金並びに介護保険及び障がい福祉サービス利用者負担の免除の扱いについて、免除に要した費用全額を国により補填する特別な財政支援が平成24年9月30日で終了し、国民健康保険、後期高齢者医療制度及び介護保険については、平成24年10月1日から既存の特別調整交付金の仕組みに変更されておりますが、被災者の中には収入が絶たれた者も多く、また、長引く応急仮設住宅等での生活から健康不安が増大しております。このため、医療機関での医療費窓口負担が発生することにより必要な医療受診が妨げられ、被災者の健康保持に支障が出ることがないよう、安心して医療を受けられるような配慮が必要であります。
以上のことから、本意見書案においては、被災者の健康を守るため、東日本大震災津波により被災した国民健康保険及び後期高齢者医療制度における被保険者の医療費の一部負担金並びに介護保険及び障がい福祉サービス利用者負担の免除に係る費用の全額を補助するよう国に要望するものであります。
以上をもって提案理由の説明を終わります。
〇議長(佐々木順一君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております発議案第1号東日本大震災津波の被災者の医療費窓口負担、介護保険サービス利用者負担等の免除に対する財政支援の強化を求める意見書は、委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたします。
これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、発議案第1号東日本大震災津波の被災者の医療費窓口負担、介護保険サービス利用者負担等の免除に対する財政支援の強化を求める意見書を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木順一君) 起立多数であります。よって、発議案第1号東日本大震災津波の被災者の医療費窓口負担、介護保険サービス利用者負担等の免除に対する財政支援の強化を求める意見書は、原案のとおり可決されました。
日程第32 発議案第2号計画的な教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書
〇議長(佐々木順一君) 次に、日程第32、発議案第2号計画的な教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書を議題といたします。
提出者の説明を求めます。城内商工文教委員長。
〔商工文教委員長城内よしひこ君登壇〕

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