令和元年6月定例会 第17回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(軽石義則君) 去る6月28日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案10件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第1号岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、地方税法等の一部改正に伴い、県税条例の関係部分を一部改正し、本年4月1日及び6月1日から施行する必要が生じたことから、専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、ふるさと納税による寄附受入額が住民税減収額を下回った市町村の有無等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第2号県議会議員の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、選挙公報の掲載文の提出方法の見直しに伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第3号岩手県部局等設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは、ILC推進局を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、ILC推進局の組織体制、国際的な議論を踏まえた県の取り組みの強化策、ILCを実現するに当たって生じるリスクや環境負荷に係る住民理解の促進策等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第5号岩手県県税条例等の一部を改正する条例でありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い、個人の県民税の均等割及び所得割の非課税の範囲を拡大し、並びに法人の事業税の所得割及び収入割の税率並びに自家用の乗用車等の種別割の税率を引き下げる等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第6号過疎地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる製造の事業等の用に供する設備の新設または増設の期限を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第7号地域経済牽引事業の促進区域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる地域経済牽引事業のための施設の設置に係る基本計画の同意の期限を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第8号地方活力向上地域における県税の課税免除等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、租税特別措置法の一部改正等に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第9号岩手県手数料条例の一部を改正する条例中、別表第1の改正関係でありますが、これは、危険物取扱者試験手数料等の額を増額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第10号岩手県公安委員会の管理に属する事務手数料条例の一部を改正する条例でありますが、これは、特定遊興飲食店営業相続承認申請手数料等の額を増額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第21号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、株式会社リードコナンから、行政情報の処理の用に供するため、パーソナルコンピューター及びディスプレーを取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第93号東日本大震災津波をはじめ災害からの着実な復興とふるさと振興の推進のための2020年度地方財政の充実・強化を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
なお、さきに継続調査と議決されておりました盛岡地方気象台の防災対策における役割については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木順一君) 次に、神崎環境福祉委員長。
〔環境福祉委員長神崎浩之君登壇〕
〇環境福祉委員長(神崎浩之君) 去る6月28日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案2件及びさきに付託を受けました請願陳情5件につきまして、4月16日及び7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第9号岩手県手数料条例の一部を改正する条例中、別表第3及び別表第4の改正関係でありますが、これは、業務管理者試験手数料及び毒物劇物製造業または輸入業登録申請手数料の額を増額しようとするものであり、採決の結果、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、採石法に定める業務管理者の職務内容、採石後の跡地処理の状況等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第22号あっせんの申立てに関し議決を求めることについてでありますが、これは、東日本大震災津波に伴う原子力発電所事故による損害賠償請求に係るあっせんの申し立てをしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、賠償請求で合意に至らなかった内容、これまでのあっせんの申し立てによる実績、賠償請求に係る隣県との連携状況等について、質疑が交わされたところであります。
次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第89号幼児教育・保育の無償化、待機児童解消、保育士の処遇改善のための必要な措置を求める意見書の提出を求める請願外4件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
なお、さきに継続調査と議決されておりました児童虐待防止に係る取組については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木順一君) 次に、城内商工文教委員長。
〔商工文教委員長城内よしひこ君登壇〕
〇商工文教委員長(城内よしひこ君) 去る6月28日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案6件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第4号緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の有効期限を令和6年3月31日まで延期しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、事業復興型雇用確保事業の対象者、補助額及び活用実績について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第9号岩手県手数料条例の一部を改正する条例中、別表第5の改正関係についてでありますが、これは、技能検定手数料の額を増額しようとするものであり、採決の結果、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、実技試験手数料の増額の割合、消費税率の引き上げに伴う事業者の持ち出しの有無について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第11号職業能力開発促進法施行条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、職業能力開発総合大学校で行う指導員養成訓練の訓練課程の見直し等に伴い、専門課程の訓練基準等を改めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、教授、准教授と職業訓練指導員との関係性について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第19号岩手県立福岡工業高等学校校舎改築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県立福岡工業高等学校校舎改築(建築)工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、木造2階建ての管理、教室棟の耐震、耐火対策等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第20号岩手県立野外活動センター災害復旧(造成)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県立野外活動センター災害復旧(造成)工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、キャンプ場とモビリアとの関連性について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第23号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、損害賠償請求事件に係る和解をし、及びこれに伴う損害賠償の額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第98号Jリーグスタジアム基準を満たすスタジアムを岩手県内に整備することを求める請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
なお、さきに継続調査と議決されておりましたファブテラスいわてによるメイカームーブメントの推進については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木順一君) 次に、名須川農林水産委員長。
〔農林水産委員長名須川晋君登壇〕
〇農林水産委員長(名須川晋君) 去る6月28日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案1件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第15号浪板海岸砂浜再生工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、浪板海岸砂浜再生工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、砂浜再生工事に使用する砂の産地及び安全性、東日本大震災津波以前と工事施工後の砂質の相違点、県内で先行して施工されている砂浜再生工事の状況等について、質疑が交わされたところであります。
なお、さきに継続調査と議決されておりました施設園芸作物の周年栽培については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木順一君) 次に、佐々木県土整備委員長。
〔県土整備委員長佐々木茂光君登壇〕
〇県土整備委員長(佐々木茂光君) 去る6月28日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案8件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第9号岩手県手数料条例の一部を改正する条例中、他の委員会付託分以外でありますが、これは、住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅事業登録手数料等を廃止しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第12号建築基準法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、敷地と道路との関係についての制限の対象となる特殊建築物の範囲を改めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第13号建築士法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、二級建築士及び木造建築士の登録手数料等の額を増額するとともに、あわせて所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第14号県営住宅等条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県営南青山アパートを設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第16号一般県道碁石海岸線末崎地区道路改良(第3工区)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてから議案第18号宮古港出崎地区緑地護岸築造ほか・ふ頭用地埋立工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてまで、及び議案第24号主要地方道一関北上線柵の瀬橋旧橋撤去(下部工)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについての4件でありますが、これらは、一般県道碁石海岸線末崎地区道路改良(第3工区)工事、一般国道343号(仮称)渋民トンネル築造工事、宮古港出崎地区緑地護岸築造ほか・ふ頭用地埋立工事及び主要地方道一関北上線柵の瀬橋旧橋撤去(下部工)工事の請負契約をそれぞれ締結しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、さきに継続調査と議決されておりましたいわて建設業振興中期プランについて及び電力システム改革に伴う新たな売電方法についてにつきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木順一君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。

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