平成26年9月定例会 第16回岩手県議会定例会会議録

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〇1番(高田一郎君) 日本共産党の高田一郎でございます。
 総務委員長に質問いたします。
 総務委員会では、消費税10%への引上げ反対の意見書提出を求める請願が不採択となったという報告でありました。自由民主クラブそしていわて県民クラブが反対をし、可否同数で委員長裁決、不採択ということになったわけでありますが、非常に残念な結果であります。
 そこで委員長にお聞きしますが、この委員会での質疑の内容がどうだったのか。とりわけ、反対する理由はどういう理由からだったのか、このことについて具体的に報告をお願いいたします。
〇総務委員長(岩崎友一君) 高田一郎議員の御質問にお答えをいたします。
 消費税10%への引上げ反対の意見書提出を求める請願につきましては、10月8日、当委員会を開き、執行部からの参考説明を求め、質疑、意見交換を行った後、不採択と決定したところであります。
 審査の過程におきましては、執行部に対する全国知事会の提言に対しての本県知事の意見表明の状況、地方6団体のうち、全国知事会以外のほかの5団体の動き等について、質疑が交わされたところでございます。
 また、不採択に対する質疑等々はございませんでした。
〇1番(高田一郎君) 今、総務委員長から質疑の内容について報告がありました。執行部に対する質疑はあったということでありますが、反対の理由については全く委員会では質疑がなかったということであります。
 私は、請願者の立場からすれば、賛成、反対の意見をしっかり議論して採決をすると。審査でまともな議論もされないまま、私は採決してしまったのではないかと思います。こういう審査のあり方に対して、委員長として何か所感があればお伺いしたい。
 それからもう一つ、4月からの消費税増税によって家計消費が物すごく落ち込んで、大変深刻な経済悪化が進んでいると思います。加えて、再増税になってしまえば、まさに日本の経済と暮らしがますます落ち込んでしまって、日本の経済が本当に大変な状況になってくると思うんですね。しかし、岩手の場合は、特に東日本大震災からの復旧、復興という大きな課題を抱えているときに、まさに増税というのは、復興に立ち上がろうとしている方々に対して冷や水を浴びせるようなものですね。二重の意味で、大変深刻な影響を与えていると思うんです。
 委員長は被災地の出身の議員でありますけれども、委員長がこの請願に対して、なぜ賛成できなかったのか、この点についても答弁いただきたいと思います。
〇総務委員長(岩崎友一君) 2点質問をいただいたかと思います。
 まず1点目の質問についてでございますけれども、特に所感はございません。
 2点目に関しましても、個人的に思うことはありますが、今、委員長としてお答えをさせていただいておりますので、個人的な見解は控えさせていただきます。
〇議長(千葉伝君) 以上で通告による質疑は終わりました。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
〔37番斉藤信君登壇〕

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