平成25年6月定例会 第10回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(五日市王君) 本日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案5件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢に鑑み、平成25年7月から平成26年3月までの間に支給されるべき知事及び副知事の給料並びに教育委員会の委員等の特別職の職員の給料または報酬を減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第2号一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例から、議案第5号市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例まででありますが、これは、諸般の情勢に鑑み、平成25年7月から平成26年3月までの間における特定任期付職員及び任期付研究員の給料月額、一般職の職員の給料月額及び管理または監督の地位にある職員に支給されるべき給料の特別調整額、並びに、市町村立学校職員の給料月額及び管理または監督の地位にある職員に支給されるべき管理職手当を減額しようとするものであり、以上、議案第2号から議案第5号までの4件については、採決の結果、多数をもって、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、労使交渉の経過及び議論の内容、被災地で懸命に復興事業に取り組んでいる職員の負担軽減及びモチベーション向上に関する対応策、地方交付税の一方的な削減による地方自治の根幹への影響、人事委員会勧告によらない給与改定及び勧告制度に対する認識、主体的な財政運営に向けた認識、超過勤務手当がつかない幹部職員の特別調整額の大幅な減額に伴う給与の逆転現象の状況、本年度当初予算を転換した県の姿勢と県民や議会への十分な説明のあり方、任期付職員の労働条件の変更理由と説明方法、今回の措置と訴訟への想定、知事が職員に送ったメッセージの評価、東日本大震災津波の際における特別な環境における各種手当の財源対応の状況、労使交渉結果に係る執行部と職員団体との認識の相違の有無等について質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木博君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。飯澤匡君。
   〔28番飯澤匡君登壇〕

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