平成24年12月定例会 第8回岩手県議会定例会 会議録

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〇1番(高田一郎君) それでは、環境福祉委員長にお伺いいたします。
 請願第53号は不採択となりました。この請願は、灯油高騰の原因となっている原油への投機マネーの流入についての規制及び石油元売会社に対して供給や価格に関して監視や指導を強めて、製油製品の適正価格と安定供給のために行政の責任を果たすという当然の請願だと思います。
 これが、委員会でどんな質疑が交わされたのか、その不採択となった具体的な理由について答弁いただきたいと思います。
〇環境福祉委員長(喜多正敏君) 高田一郎議員の御質問にお答えを申し上げます。
 福祉灯油の早期実施と拡充、石油製品に係る国への価格高騰対策及び適正価格と安定供給のために監視・指導の強化を求める請願につきましては、執行部から参考説明を求め、質疑、意見交換を行った後、不採択と決定したところでございます。
 当請願につきましては、さきの9月定例会におきまして提出され、10月10日及び12月10日の当委員会におきまして慎重審査を行ったところでございます。
 審査の過程におきましては、執行部に対する、投機マネーの流入に対する行政指導の可否、適正価格や安定供給に向けた行政の監視や指導を強化する新たな石油行政への行政指導の可否、価格コントロールの現状等について質疑が交わされた後、採択、不採択の二つの意見がございました。
 採択とすべきとの意見といたしましては、石油元売会社による値上げに対する監視の必要性は感じており、願意を広く捉えれば、震災があったことで、まだ生活も不安定な状況の中で、燃料の安定供給をしてほしいなどの意見があったところであり、不採択とすべきとの意見といたしましては、原油への投機マネーの流入について、昨今は国の政策等によって原油価格が不安定にもなるような状態にあり、日本が各国と連携して規制を行うことは難しいと考えられるなどの意見があったところでございます。
 以上でございます。
〇議長(佐々木博君) 以上で通告による質疑は終わりました。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。高田一郎君。
   〔1番高田一郎君登壇〕

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