平成24年2月定例会 予算特別委員会会議録

前へ 次へ

平成24年3月16日(金)
1開会 午前1時22分
1出席委員  別紙出席簿のとおり
1事務局職員
  議事調査課
  総括課長    菊 池   哲
  議事管理担当課長 岩 渕 伸 也
  主任主査    佐々木   誠
  主査    葛 西   貢
  主査    菅 原 俊 樹
  主査    村 上   聡
  主査    大 森 健 一
1説明員(なし)
〇喜多正敏委員長 これより本日の会議を開き、直ちに議事に入ります。
 議案第1号から議案第21号まで、議案第27号から議案第32号まで、議案第34号から議案第37号まで、議案第42号、議案第45号、議案第48号及び議案第49号の以上35件を一括議題といたします。
 昨日の委員会で飯澤匡委員及び久保孝喜委員から発言のあった件について、世話人会の協議結果を御報告いたします。
 世話人会においては、お二人からの発言内容を盛り込んでもよいのではないかという意見もありましたが、最終的に、その発言内容は、当職が昨日申し上げた意見の内容にその趣旨は含まれていることから、世話人会の結論として、飯澤匡委員及び久保孝喜委員からの発言内容は盛り込まないこととし、当職が昨日申し上げた意見を付して原案を可とすべきとなりました。
 お諮りします。議案第1号について……(「委員長」と呼ぶ者あり)
〇久保孝喜委員 ただいまの報告について委員長にお伺いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
 今の報告では、我々が盛り込んでほしいという趣旨の内容が、既に最初の委員長提案の案に盛り込まれている、こういうことでありましたが、それはどの部分に当たるんでしょうか。
 少なくとも私は、こうした附帯意見は、予算特別委員会を通じてなされた議論、質疑、その中で、議会が事実認識としてどういう認識を持っているのか、そしてそのことが、予算の執行に当たってどういう方向性を見出したらいいのかという建設的な意見にならないといけないと思うんですよ。その意味で、例えば瓦れきの処理の問題にしても、あるいは東京電力に対する損害賠償の請求の問題にしても、あるいは県民の復興の歩みに関する思いというものについても、事実認識としてこの予算特別委員会の中で議論をされてきたことだったのではないかと思うんです。そういうことすらも盛り込めないということについて言えば、それがどこに含まれているのかということをきちんと明らかにしていただかないと、盛り込んでほしいといった私の発言は、全く入り口で閉ざされてしまうことになりますので、その点、御説明をいただきたいと思います。
〇喜多正敏委員長 瓦れき処理などについては、それぞれ個別の、例えばシイタケであるとかいろいろな問題がありますが、それらについては、発生から1年が経過した現在も、被災地を取り巻く環境は厳しい状況が続いており、また、原発については、本県全体にさまざまな影響を及ぼしており、というようなことの中に包含して、願意としては入っていると。
 それから、東京電力に対する損害賠償請求については、放射性物質による汚染対策の強化を図り、あわせて、国に対して、適時、適切な支援措置を講ずるよう、さらなる支援要請に努められたいといったようなところに含まれていると理解しているということでございます。
〇久保孝喜委員 委員長を含めて世話人会の皆さん方に申し上げたいと思うんですが、私たち議員は、それぞれ県民の思いというものをしょってここに来ているわけですよね。しかも、この議会は、議会意思をあらわす数少ないツールとして、こうした附帯意見とか議員発議とかという決められたルールの中での行使をすることによって、合議体としての議会が県民に立ち向かうんだと思うんですよね。
 その合議体の議会が、言ってみればこの程度の文言すら盛り込めない、そういう調整能力しかないということについて言えば、私は、この世話人会の責任は大変大きいものがあったと。しかも、これだけの時間を費やして、結果的には、そうした事実認識を含めた意見を盛り込めないでしまうという、ここについては、世話人会のあり方を含めた基本的な欠陥があったのだと思いますので、この点は、別の機会を通じて、きちんと議会みずからが説明を県民にしていく必要があるだろうと思っていますので、その点をお伝えしたいと思います。
〇飯澤匡委員 議事進行。
 ただいま、私たちが東京電力に対する損害賠償請求を含めという部分の喜多委員長の説明がありましたが、まさに私たちが言っているのは、その主体が政府ではなく、東京電力に損害賠償請求をするんだ、そういう意思を盛り込まなければ、この原発被害の解決の糸口にはならないと。やはりこの部分を入れない、不足であるから私たちが加筆を要求したところでございます。
 議事進行の趣旨は世話人会でしっかり議論してくださいという趣旨でございましたが、この原案に立ち戻ったというのは、これは大変残念な思いであります。久保委員と同じように、合議体として議会の意思を反映するという議会基本条例の第3条にも載せてあるものが全く生かされていないということに、極めて私は遺憾な思いがいたします。
 これは附帯意見の場面でございますので、議案の部分ではありませんので、きょうはこれでとどめておきますけれども、私たちも別の場で、議会改革、また、この議会運営のあり方については御提言と意見をさせていただきます。
〇喜多正敏委員長 お諮りします。議案第1号について、当職が昨日申し上げた意見を付して、原案を可とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇喜多正敏委員長 起立多数であります。よって、議案第1号は、当職が昨日申し上げた意見を付して、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号及び議案第31号の以上2件について一括して採決いたします。
 各案件は、原案を可とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇喜多正敏委員長 起立多数であります。よって、議案第13号及び議案第31号の2件については、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第2号から議案第12号まで、議案第14号から議案第21号まで、議案第27号から議案第30号まで、議案第32号、議案第34号から議案第37号まで、議案第42号、議案第45号、議案第48号及び議案第49号の以上32件について一括して採決いたします。
 各案件は、原案を可とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇喜多正敏委員長 起立全員であります。よって、議案第2号から議案第12号まで、議案第14号から議案第21号まで、議案第27号から議案第30号まで、議案第32号、議案第34号から議案第37号まで、議案第42号、議案第45号、議案第48号及び議案第49号の以上32件については、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって当特別委員会に付託されました案件の審査は全部終了いたしました。委員各位の御協力に対しまして深く感謝申し上げます。
 これをもって予算特別委員会を閉会いたします。(拍手)
   午前1時32分 閉 会

前へ 次へ