平成23年12月定例会 第3回岩手県議会定例会会議録

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〇1番(高田一郎君) 日本共産党の高田一郎でございます。
 日本共産党を代表して、議案第15号、第20号、第42号、以上3件について反対の討論を行います。
 議案第15号訴えの提起に対し議決を求める議案は、県営住宅の滞納家賃などの支払い請求事件の訴えを提起しようとする議案であります。
 そもそも公営住宅は、公営住宅法に基づいて、住宅に困窮する県民が低廉な家賃で入居する福祉住宅であります。したがって、家賃の滞納に当たっては、話し合いでこそ解決すべき問題であって、裁判してまでも行うものではなくて、根本的な解決にならないからであります。滞納の根本には貧困と格差の問題があり、福祉的な対応こそ必要であります。県の部局が一体となった取り組みを求めるものであります。
 議案第20号は、岩手県営屋内温水プールの指定管理者を指定することに関し議決を求めるものであります。
 今回は、これまで指定管理者としてきた雫石体育協会から岩手ビルサービス株式会社グループにかえるものでありますが、そこで働く雇用形態が、これまでの常勤7人、臨時1人から常勤1人、パート9人、臨時1人と安上がりの雇用形態となり、サービスの充実に本質的につながらないものであると考えられます。
 議案第42号は、岩手県立美術館の指定管理者を指定することに関し議決を求める議案であります。
 今回の債務負担額は7億200万円となっていますが、県民会館あるいは博物館など他の県施設よりも2億円から3億円も委託料が高くなっており、その理由は、再委託の事業が多いとのことであります。しかも、本来、美術館は3年の期間で行うものではなくて長期的なスパンで行うものであります。入館者数は、平成20年には7万6、463人から22年には6万2、766人に減少しており、指定管理者のあり方を根本的に改めるべきであります。
 以上が反対する理由であります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
〇議長(佐々木博君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
 これより請願陳情中、受理番号第26号子どもたちの給食の安全を求める請願を採決いたします。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木博君) 起立多数であります。よって、請願陳情中、受理番号第26号子どもたちの給食の安全を求める請願は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、議案第15号、議案第20号及び議案第42号を一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木博君) 起立多数であります。よって、議案第15号、議案第20号及び議案第42号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、議案第28号岩手県千貫石森林公園の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてを採決いたします。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木博君) 起立全員であります。よって、議案第28号岩手県千貫石森林公園の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについては、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、議案第5号から議案第14号まで、議案第16号から議案第19号まで、議案第21号、議案第22号、議案第24号から議案第27号まで、議案第29号から議案第41号まで、議案第43号から議案第48号まで、議案第50号、諮問第1号及び、ただいま議決いたしました請願陳情を除く請願陳情を一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木博君) 起立全員であります。よって、議案第5号から議案第14号まで、議案第16号から議案第19号まで、議案第21号、議案第22号、議案第24号から議案第27号まで、議案第29号から議案第41号まで、議案第43号から議案第48号まで、議案第50号諮問第1号、及びただいま議決いたしました請願陳情を除く請願陳情は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
   日程第49 議案第23号いわて子どもの森の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについて
〇議長(佐々木博君) 次に、日程第49、議案第23号いわて子どもの森の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてを議題といたします。
 本案に関し、委員長の報告を求めます。後藤環境福祉副委員長。
   〔環境福祉副委員長後藤完君登壇〕

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