平成23年6月定例会 第23回岩手県議会定例会 会議録

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〇総務委員長(関根敏伸君) 去る7月8日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案5件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、7月11日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第4号)第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入各款、歳出第1款議会費、第2款総務費、第9款警察費及び第3条地方債の補正についてでありますが、これは、新規または政策的な事業について、東日本大震災津波を踏まえ、緊急性等を勘案して事業を厳選し、総額136億6、001万5、000円を補正しようとするものであります。
 第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入の主なものは、第12款繰入金31億8、515万6、000円、第14款諸収入95億1、048万1、000円、第15款県債5億3、900万円のそれぞれの増等であります。
 歳出の主なものは、第1款議会費においては、議会運営費2、080万2、000円の減等であり、第2款総務費においては、地域経営推進費2億3、000万円、三陸鉄道運営支援事業費1億6、173万9、000円、知事、県議会議員選挙執行費3億804万8、000円のそれぞれの増及び「いわて平泉年」推進事業費550万円の減等であり、第9款警察費においては、警察署庁舎整備事業費134万1、000円の増であります。
 第3条地方債の補正は、障がい者支援施設等整備について起債を追加し、児童館等施設整備ほか4件について起債の限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、震災による大幅な利用減を見据えた三陸鉄道の長期経営計画の必要性、新しい公共の場づくりのためのモデル事業の目的、内容及び事業者選定のスキーム、さんりく基金を活用した被災地復興支援助成事業に係る助成要件緩和の必要性、放射能影響対応本部の体制及び県内の放射能汚染に関する認識等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第5号職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国の例に準じて、退職手当の額の計算に用いる利率を改めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第6号過疎地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる製造の事業等の用に供する設備の新設または増設の期限を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、課税免除の実績及び税収への影響等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第7号企業立地の促進等のための集積区域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる特定事業のための施設の設置に係る基本計画の同意の期限を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第9号ヘリコプターテレビ中継システム通信設備等設置工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、ヘリコプターテレビ中継システム通信設備等設置工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、入札参加者2者のうち1者が入札無効になった理由及び新規参入を促す入札改善策、他県の中継システムとの仕様の共通性等について質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第126号国家公務員の賃金引き下げ法案の撤回、東日本大震災の復旧・復興と公務公共サービス拡充のために国家公務員の増員を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、東日本大震災津波による被害への対応状況等について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、小田島環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長小田島峰雄君登壇〕
〇環境福祉委員長(小田島峰雄君) 去る7月8日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案2件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、7月11日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第4号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費及び第4款衛生費についてでありますが、これは、新規または政策的な事業について、東日本大震災津波を踏まえ、緊急性等を勘案して事業を厳選し、所要の補正を講じようとするものであります。
 第3款民生費は3億7、257万7、000円の補正でありますが、その主なものは、地域支え合い体制づくり事業費補助1億3、060万4、000円、児童養育支援ネットワーク事業費7、817万1、000円、保育所等施設整備費補助1億1、999万7、000円のそれぞれの増等であります。
 第4款衛生費は2億4、725万4、000円の補正でありますが、その主なものは、循環型地域社会形成推進事業費1、755万6、000円、廃棄物由来再生可能エネルギー利用促進事業費補助1億8、649万2、000円、へき地医療拠点病院施設整備費補助3、129万円のそれぞれの増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、廃棄物由来再生可能エネルギー利用促進事業費補助の具体的内容、循環型地域社会形成推進事業費に係る事業実施の妥当性及び当該事業の県の施策全体における位置づけ、管理運営費に含まれる古着フリーマーケット開催経費の具体的内容、児童養育支援ネットワーク事業費のうち情報管理システム導入に係る予算額等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第4号県議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例等の一部を改正する条例でありますが、これは、障害者自立支援法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第118号養護老人ホームの運営や施設整備に関する支援の拡充を求める請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、東日本大震災津波による被害への対応状況等について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、高橋商工文教委員長
   〔商工文教委員長高橋博之君登壇〕
〇商工文教委員長(高橋博之君) 去る7月8日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、7月11日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第4号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、第5款労働費、第7款商工費及び第10款教育費でありますが、これは、新規または政策的な事業について、東日本大震災津波を踏まえ、緊急性等を勘案して事業を厳選し、所要の補正を講じようとするものであります。
 第5款労働費は1億3、864万円の補正でありますが、ふるさと雇用再生特別基金事業推進費の増であります。
 第7款商工費は100億6、812万6、000円の補正でありますが、その主なものは、商工観光振興資金貸付金19億800万円、中小企業経営安定資金貸付金55億9、125万円のそれぞれの増等であります。
 第10款教育費は6、989万5、000円の補正でありますが、その主なものは、特別支援学校費管理運営費2、174万9、000円、私立学校運営費補助2、000万円のそれぞれの増等であります。
 第2条第2表債務負担行為の補正は、岩手県信用保証協会が行う中小企業成長応援資金についての信用保証契約の履行に伴う損失補償について、その限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、被災地における企業の倒産状況、水産加工業に係る再建支援の部局間調整、人材U・Iターン型企業誘致促進事業費の事業概要及び今後の対応、東アジア輸出戦略展開事業により設置する上海の情報発信拠点の目的及び人員、被災地の雇用情勢及び雇用創出人数の内訳、スーパーサイエンスハイスクールに係る専任非常勤講師の配置人数及び報酬、県立高校の耐震化率等について質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第122号30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度拡充、教育予算拡充を求める請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、東日本大震災津波による被害への対応状況等について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、新居田農林水産委員長。
   〔農林水産委員長新居田弘文君登壇〕
〇農林水産委員長(新居田弘文君) 去る7月8日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案2件につきまして、7月11日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第4号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費についてでありますが、これは、新規または政策的な事業について、東日本大震災津波を踏まえ、緊急性等を勘案して事業を厳選し、所要の補正を講じようとするものであります。
 第6款農林水産業費は6、243万8、000円の補正でありますが、その主なものは、畜産基盤再編総合整備事業費補助2、696万4、000円、県有農業用ダム施設管理強化事業費1、482万4、000円のそれぞれの増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、農業用ダム施設管理強化事業の対象ダム数、事業内容及び県と市町村との負担割合、小水力発電の導入に関する現在までの調査結果、実現可能性及び実現に向けた課題等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第3号林業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、林業関係の建設事業に要する経費の一部を受益市に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、東日本大震災津波による被害への対応状況等について、引き続き意見交換等を行うことし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、工藤県土整備委員長。
   〔県土整備委員長工藤勝子君登壇〕
〇県土整備委員長(工藤勝子君) 去る7月8日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案4件につきまして、7月11日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第4号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第8款土木費についてでありますが、これは、新規または政策的な事業について、東日本大震災津波を踏まえ、緊急性等を勘案して事業を厳選し、所要の補正を講じようとするものであります。
 第8款土木費は17億2、920万5、000円の補正でありますが、その主なものは、地域づくり緊急改善事業費3億740万7、000円、交通安全施設整備事業費3億6、531万6、000円、道路維持修繕費3億2、800万円のそれぞれの増、港湾整備事業特別会計繰出金2億9、807万円の減等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、今回の補正内容と当初予算との関連、建設業総合対策事業費の対象、申し込み状況、アドバイザーへの指導方法及び現在までの成果と評価、河川台帳整備費の予算計上の時期及びその整備状況、水防警報施設整備事業費の具体的な内容、施設の整備状況及び整備率の考え方、地域連携道路整備事業費の対象箇所及び具体的な内容等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第2号平成23年度岩手県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)は2、000万円の増額でありますが、これは、事業計画の変更等に基づいて所要額を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第8号花巻空港管理条例の一部を改正する条例でありますが、これは、空港の整備に伴い航空機の重量制限を緩和し、及び航空機旅客取扱施設の占用料を徴収しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、建物占用料の考え方と対象施設、花巻空港における建物占用料の全国水準との比較及び今後の見込み、花巻空港利用促進における旅行商品のPR方法、重量制限の緩和に伴う就航可能機種及びその座席数の規模、航空機等級番号の具体的な内容及び基本的な考え方等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第10号財産の処分に関し議決を求めることについてでありますが、これは、北日本造船株式会社に工場用地に供する土地を売り払いしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、財産処分に至った経緯、雇用創出見込み数、売却単価の考え方及び契約形態等について質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、東日本大震災津波による被害への対応状況等について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、佐々木災害対策特別委員長。
   〔災害対策特別委員長佐々木順一君登壇〕
〇災害対策特別委員長(佐々木順一君) 去る7月8日の本会議におきまして、当災害対策特別委員会に付託されました請願陳情4件につきまして、7月12日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 受理番号第121号被災者の願いに沿った救済と生活再建についての請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので、省略させていただきます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。

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