平成23年8月臨時会 第24回岩手県議会臨時会 会議録

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〇総務委員長(関根敏伸君) 去る8月9日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案1件につきまして、同日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入各款、歳出第2款総務費、第3款民生費のうち復興局関係、第9款警察費、第11款災害復旧費第4項庁舎等施設災害復旧費及び第3条地方債の補正についてでありますが、これは、国の第2次補正予算への対応を含めた被災地の復旧、復興に取り組むための追加的な事業や放射線対策関係事業に要する経費について、総額305億1、427万1、000円を補正しようとするものであります。
 第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入の主なものは、第5款地方交付税35億1、433万9、000円、第9款国庫支出金230億5、144万5、000円、第15款県債18億5、500万円のそれぞれの増等であります。
 歳出の主なものは、第2款総務費においては、秘書広報室管理運営費706万5、000円の増等であり、第3款民生費のうち復興局関係は、救助費94億3、629万5、000円、被災者生活再建支援基金負担金10億3、030万3、000円のそれぞれの増等であり、第9款警察費においては、自動車等維持費2億9、291万2、000円の増等であり、第11款災害復旧費のうち警察本部関係は、警察施設災害復旧事業費882万円の増であります。
 第3条地方債の補正は、被災者生活再建支援基金負担金ほか4件について起債を追加し、災害対策債ほか1件について起債の限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、復旧、復興に係る国と地方の負担割合の考え方及び将来の財政見通し、いわての学び希望基金の内容及び財源の見通し、被災者台帳システム構築に係る市町村との情報共有の状況、日本赤十字社からの家電6点セットの支給対象拡大の必要性及び支給に係る公平性の確保策等について、質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、小田島環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長小田島峰雄君登壇〕
〇環境福祉委員長(小田島峰雄君) 去る8月9日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案13件につきまして、同日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費のうち保健福祉部関係、第4款衛生費及び第11款災害復旧費第5項保健福祉施設災害復旧費についてでありますが、これは、国の第2次補正予算への対応を含めた被災地の復旧、復興に取り組むための追加的な事業や放射線対策関係事業に要する経費について補正しようとするものであります。
 第3款民生費のうち保健福祉部関係は1億3、989万5、000円の補正でありますが、その主なものは、社会福祉総務費管理運営費1億813万7、000円、児童養育支援ネットワーク事業費2、297万6、000円のそれぞれの増等であります。
 第4款衛生費は20億3、283万7、000円の補正でありますが、その主なものは、被災地こころのケア対策事業費1億2、968万1、000円、災害廃棄物緊急処理支援事業費17億855万8、000円、放射線対策費補助7、518万6、000円のそれぞれの増等であります。
 11款災害復旧費のうち保健福祉部関係は61億5、125万1、000円の補正でありますが、その主なものは、老人福祉施設等災害復旧事業費補助27億6、749万7、000円、児童福祉施設災害復旧事業費補助22億5、464万1、000円のそれぞれの増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、仮設焼却炉の設置の方法及び設置に要する費用、今回の補正予算における腐敗水産物の海洋投入実施に係る予算計上の有無及び他県における実施状況、放射線量の調査等の費用負担及び詳細な制度設計の必要性、食品による内部被曝に対する県の考え方、放射能に係る県民向け啓発セミナーの開催方法及び啓発資料の配布先、除染後の汚染物質の最終的な処理方法及び県の対応方針、被災遺児及び被災孤児の実態並びに現在の状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第3号から議案第7号までの平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波により特に必要となった廃棄物の処理に関する事務の受託の協議に関し議決を求めることについての5件についてでありますが、これらは、規約を定めて、平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波により特に必要となった廃棄物の処理に関する事務を市町村から受託しようとするものであり、議案第8号から議案第14号までの平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波により特に必要となった廃棄物の処理に関する事務の受託の変更の協議に関し議決を求めることについての7件についてでありますが、これらは、平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波により特に必要となった廃棄物の処理に関する事務の市町村からの受託を変更し、及びこれに伴い、市町村と岩手県との間の平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波により特に必要となった廃棄物の処理に関する事務委託に関する規約の一部を変更しようとするものであります。
 以上12件につきましては、一括議題に供し審査したところであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上12件の審査の過程におきましては、これまで市町村が実施した廃棄物処理に係る事務を県が受託する場合の範囲及び再調整の有無、災害廃棄物処理に係る予算の執行状況等について、質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、工藤商工文教委員長。
   〔商工文教委員長工藤勝博君登壇〕
〇商工文教委員長(工藤勝博君) 去る8月9日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案2件につきまして、同日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第7款商工費、第10款教育費及び第11款災害復旧費第6項商工労働観光施設災害復旧費についてでありますが、これは、国の第2次補正予算への対応を含めた被災地の復旧、復興に取り組むための追加的な事業や放射線対策関係事業に要する経費について補正しようとするものであります。
 第7款商工費は6、044万5、000円の補正でありますが、中小企業振興資金特別会計繰出金の増であります。
 第10款教育費は2億3、585万2、000円の補正でありますが、その主なものは、いわての学び希望基金奨学金給付事業費1億6、547万3、000円、放射線対策費3、118万9、000円のそれぞれの増等であります。
 第11款災害復旧費のうち商工労働観光部関係は54億1、880万円の補正でありますが、中小企業等復旧・復興支援事業費補助の増であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第2号平成23年度岩手県中小企業振興資金特別会計補正予算(第2号)でありますが、これは、事業計画等に基づき、歳入歳出をそれぞれ60億3、000万円増額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上2件の審査の過程におきましては、中小企業等復旧・復興支援事業費補助に係る新規募集の予定及びそのスケジュール、補正額が前回より少なくなっている理由及び国の3次補正の見通し、国の1次補正予算対応分において事業採択されなかったグループの問題点、サーベイメーターや放射線空間測定器が整備される時期、また、いわての学び希望基金奨学金給付事業費に係る奨学金の単価の設定根拠、今後の基金の造成見込み等について、質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、新居田農林水産委員長。
   〔農林水産委員長新居田弘文君登壇〕
〇農林水産委員長(新居田弘文君) 去る8月9日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案1件につきまして、同日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費及び第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費並びに第2条第2表債務負担行為補正についてでありますが、これは、国の第2次補正予算への対応を含めた被災地の復旧、復興に取り組むための追加的な事業や放射線対策関係事業に要する経費について補正しようとするものであります。
 第6款農林水産業費は5、125万4、000円の補正でありますが、これは、県産牛肉安全安心確立緊急対策事業費4、125万4、000円の増等であります。
 第11款災害復旧費のうち農林水産部関係は72億2、319万7、000円の補正でありますが、これは、水産業共同利用施設復旧支援事業費の増であります。
 第2条第2表債務負担行為補正は、農業経営安定緊急支援資金の融通に伴う利子補給の期間及び限度額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、牛に関する出荷再開の見通し、全頭検査に要する日数及び地域順を含めた検査の進め方、放射性物質に係る調査品目及び調査地域の拡大見込み、出荷制限等に伴う補償の仕組みとその請求手続等について、質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、工藤県土整備委員長。
   〔県土整備委員長工藤勝子君登壇〕
〇県土整備委員長(工藤勝子君) 去る8月9日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案1件につきまして、同日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第11款災害復旧費第2項土木施設災害復旧費についてでありますが、これは、国の第2次補正予算への対応を含めた被災地の復旧、復興に取り組むための追加的な事業や放射線対策関係事業に要する経費について補正しようとするものであります。
 第11款災害復旧費のうち県土整備部関係は16億630万4、000円の減額補正でありますが、これは、河川等災害復旧事業費14億6、712万9、000円の減及び河川等災害復旧費管理運営費1億225万4、000円の増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、都府県からの応援職員数と派遣協定の状況、瓦れき処理の状況と今後の処理見込み等について、質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、佐々木災害対策特別委員長。
   〔災害対策特別委員長佐々木順一君登壇〕
〇災害対策特別委員長(佐々木順一君) 去る8月9日の本会議におきまして、当災害対策特別委員会に付託を受けました議案1件につきまして、8月10日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その結果につきまして御報告いたします。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただきますが、議案第15号岩手県東日本大震災津波復興計画の策定に関し議決を求めることについてにつきましては、原案を承認することに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔38番斉藤信君登壇〕

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