平成22年12月定例会 第19回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(関根敏伸君) 去る12月3日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案7件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、12月6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第6号平成22年度岩手県一般会計補正予算(第4号)中、第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入第14款諸収入、第2条第2表債務負担行為補正のうち、追加中6についてでありますが、これは、平成22年産米に係る概算金の大幅な引き下げにより資金繰りが悪化した県内稲作農家を支援するため、戸別所得補償の変動部分が交付されるまでのつなぎ資金を創設するものであり、総額で5億3、790万円を補正しようとするものであります。
 第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入は、第14款諸収入5億3、790万円の増であります。第2条第2表債務負担行為補正のうち、追加中6放置車両確認事務委託については、その期間及び限度額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、協調分も含め、必要な農業者に対し地域の偏りなく貸し付けを行えることとなるか否かについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第7号一般職の職員の給料の調整額に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、特別支援学校に勤務する教育に直接従事することを本務とする職員及び養護教諭等の給料の調整額を改定しようとするものであり、議案第10号市町村立学校職員の給料の調整額に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、特別支援教育に直接従事することを本務とする職員の給料の調整額を改定しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上2件の審査の過程におきましては、今回対象となる職員数及び1人当たりの平均引き下げ額並びに全体額、引き下げを行わない場合の影響、教職員の調整額の位置づけ及び調整数等の区分、調整額と時間外超過勤務手当の関係、今後の調整額等のあり方の検討状況及び教職員の労働環境の改善に向けた取り組み状況、当該調整額引き下げに関する人事委員会勧告等のあり方等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第8号いわての森林づくり県民税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、いわての森林づくり県民税を課することとする期間を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、いわての森林づくり県民税に係るこれまでの収支状況及び延長した場合の事業実施見込み、事業評価委員会からの提言に関する取り扱い、当該県民税が創設された際に付された意見に対する取り組み状況、国におけるいわゆる環境税の内容及び検討状況並びに当該県民税との整合性、今後の事業評価委員会及びいわて環境の森整備事業のあり方等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第11号平庭高原体験学習館の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてでありますが、これは、平庭高原体験学習館の指定管理者を指定しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第12号平庭高原自然交流館の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてでありますが、これは、平庭高原自然交流館の指定管理者を指定しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上2件の審査の過程におきましては、当該2施設の利用状況及び年間の営業期間、指定管理に係る仕様と運営の実態、施設利用料の決定状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第19号当せん金付証票の発売に関し議決を求めることについてでありますが、これは、公共事業等の財源に充てるため、全国自治宝くじ及び関東・中部・東北自治宝くじを発売しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第114号所得税法第56条の見直しを求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県内の暴力団情勢と暴力団排除に向けた取組みについて、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、小田島環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長小田島峰雄君登壇〕
〇環境福祉委員長(小田島峰雄君) 去る12月3日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案5件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、12月6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第6号平成22年度岩手県一般会計補正予算(第4号)中、第2条第2表債務負担行為補正のうち、追加中1指定管理者によるいわてリハビリテーションセンター管理運営業務についてでありますが、これは、県の設置する公の施設の指定管理者を指定することに伴い、その施設管理運営業務に係る債務負担行為の追加設定を行おうとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号いわてリハビリテーションセンターの指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてでありますが、これは、いわてリハビリテーションセンターの指定管理者を指定しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上2件の審査の過程におきましては、リハビリテーションセンターを取り巻く課題を踏まえた次期指定管理期間における検討の見通し、他県のリハビリテーション提供体制の検討状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第9号県立病院等事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県立沼宮内病院及び岩手県立沼宮内病院附属南山形診療所を岩手県立中央病院の附属診療所としようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、常勤医が確保された場合の入院体制の見通し等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第22号岩手県環境基本計画の策定に関し議決を求めることについてでありますが、これは、環境の保全及び創造に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、環境の保全及び創造に関する基本的な計画を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、主要な指標の設定の考え方及び実現に向けた関係団体等との連携状況、河川や海水面の二酸化炭素吸収源としての評価、自然保護管理員とグリーンボランティアとの関係及びグリーンボランティアへの支援策、計画を実現するための推進体制、低炭素社会の構築を第一の施策に掲げる理由、環境基本計画といわて県民計画との整合性、ごみ処理広域化計画等個別の計画との関係、県民やNPOとの協働の具体策等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、発議案第2号障がいのある人もない人も共に学び共に生きる岩手県づくり条例についてでありますが、これは、障がいについての理解の促進及び障がいのある人に対する不利益な取り扱いの解消に関し、基本理念を定め、県の責務並びに市町村、県民及び事業者の役割を明らかにするとともに、その施策の基本となる事項を定めることにより、障がいのある人と障がいのない人とが、互いに権利を尊重し合いながら共に学び共に生きる地域づくりを推進しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、中途障がい者からの条例に対する意見等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第108号現行児童福祉施策としての保育制度についての請願ほか2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県立中央病院について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、高橋商工文教委員長。
   〔商工文教委員長高橋博之君登壇〕
〇商工文教委員長(高橋博之君) 去る12月3日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案4件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、12月6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第6号平成22年度岩手県一般会計補正予算(第4号)中、第2条第2表債務負担行為補正のうち、追加中2指定管理者による勤労身体障がい者体育館管理運営業務についてでありますが、これは、県の設置する公の施設の指定管理者を指定することに伴い、その施設管理運営業務に係る債務負担行為の追加設定を行おうとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第14号岩手県勤労身体障がい者体育館の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県勤労身体障がい者体育館の指定管理者を指定しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上2件の審査の過程におきましては、過去の利用実績及び今回提出された事業計画の特徴、非常勤職員の賃金設定等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第20号公立大学法人岩手県立大学に係る中期目標を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、公立大学法人岩手県立大学が達成すべき業務運営に関する目標を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、企業や自治体との連携の予定及び現状、運営交付金、運営費及び教員数の推移等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第21号地方独立行政法人岩手県工業技術センターに係る中期目標を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、地方独立行政法人岩手県工業技術センターが達成すべき業務運営に関する目標を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、共同研究の今後の方向性、独立行政法人化による特筆すべき成果等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第112号私学助成を拡充させ、教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願ほか1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、岩手県立図書館の運営等について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、新居田農林水産委員長。
   〔農林水産委員長新居田弘文君登壇〕
〇農林水産委員長(新居田弘文君) 去る12月3日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案5件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、12月6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第6号平成22年度岩手県一般会計補正予算(第4号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正中、歳出第6款農林水産業費、第2条第2表債務負担行為補正のうち、追加中3から5までについてでありますが、これは、平成22年産米に係る概算金の大幅な引き下げにより資金繰りが悪化した県内稲作農家を支援するため、戸別所得補償の変動部分が交付されるまでのつなぎ資金を創設するものであります。
 第6款農林水産業費は5億3、790万円の補正でありますが、これは、米価下落緊急対策資金貸付金の増であります。
 第2条第2表債務負担行為補正のうち、追加中3指定管理者による種市漁港レクリエーション等施設、駐車場及び漁港環境整備施設管理運営業務ほか2事業については、その期間と限度額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号種市漁港レクリエーション等施設、駐車場及び漁港環境整備施設の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについて、議案第16号吉里吉里漁港レクリエーション等施設、駐車場及び漁港環境整備施設の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについて、議案第17号箱崎漁港レクリエーション等施設の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについて、及び議案第18号岩手県立種市漁港海岸休養施設の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてでありますが、これらは、それぞれの公の施設の指定管理者を指定しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上5件の審査の過程におきましては、貸付総額の算定根拠、資金需要の調査における特徴的な事項、貸付金の申請から融資実行までの期間及び償還の方法、貸付金の周知の方法、貸付金の申請額が貸付総額を上回った場合の対応策、他県における米価下落対策の状況、県産米の販売戦略の現状と今後の取り組み方向、米戸別所得補償モデル事業による米価への影響等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第107号TPP交渉に関する請願ほか1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、農業の担い手の確保、育成について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) 次に、工藤県土整備委員長。
   〔県土整備委員長工藤勝子君登壇〕
〇県土整備委員長(工藤勝子君) さきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、11月2日及び12月6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 受理番号第98号主要地方道紫波江繋線の自然保護地域内区間のルート変更を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、岩洞第一発電所についてにつきまして、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木一榮君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔38番斉藤信君登壇〕

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