平成22年9月定例会 第18回岩手県議会定例会 会議録

前へ 次へ

〇31番(佐々木博君) 民主党・ゆうあいクラブの佐々木博であります。 
 私は、各会派共同提案の発議案として、本日提出いたしました発議案第1号みんなで取り組む防災活動促進条例案について、御賛同いただいた各会派を代表して説明いたします。
 本県は、過去に大きな被害をもたらす災害に幾度も見舞われておりますが、近い将来においても、宮城県沖地震の発生が確実視されております。このような中、本県の防災は、行政が主体となって対策を進めてきましたが、他方で、住民の備えや行動などに課題が見られることや、災害時に周囲からの支援を必要とする高齢者等が増加していることにも着目しなければなりません。
 こうした現状を踏まえ、行政による対策はもとより、自分や家族を守る自助や地域を守る共助が発揮される災害に強い地域社会の実現を目指し、県民相互の協力のもと、防災活動に取り組んでいくため、その基本となる事項について条例を制定しようとするものであります。
 主な条例案の内容といたしましては、1、防災の対策の基本理念、県民、自主防災組織等、事業者及び県の責務並びに市町村の役割について定めること、2、県民等の防災活動の基本となる事項を定めること、3、自助、共助に対する県の支援等を定めることなどであります。
 次に、条例の施行期日については、平成23年4月1日としております。
 以上、よろしく御審議の上、原案に賛成くださるようお願いいたします。
 なお、本条例案の作成に当たっては、県内各市町村、関係団体を初め、県民の皆様から御意見を伺いながら検討を進めてまいりました。
 最後に、この条例案の検討に当たり御尽力いただいた各会派の議員諸君の御苦心と労を多とするものであり、心から敬意を表し、提案理由の説明とさせていただきます。
〇議長(佐々木一榮君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 次に、ただいま議題となっております発議案第1号みんなで取り組む防災活動促進条例は、総務委員会に付託いたします。
〇議長(佐々木一榮君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後5時11分 散 会

前へ 次へ