平成21年6月定例会 第12回岩手県議会定例会 会議録

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〇環境福祉委員長(小田島峰雄君) 発議案第2号生活保護の母子加算復活等を求める意見書につきまして、環境福祉委員会提案でありますので、環境福祉委員長であります私から提案理由の説明を行います。
 本発議案は、今期定例会において、請願陳情受理番号第70号生活保護の母子加算復活を要求する国への意見書を求める請願が環境福祉委員会に付託され、採択と決定したことに伴い、生活保護の母子加算復活等に関し、同趣旨の意見書を提案するものであります。
 その趣旨を御説明いたしますと、生活保護制度は、我が国の社会保障制度における最後のセーフティネットであり、国が責任を持ってその水準を確保すべきものであります。
 生活保護の母子加算は、母子加算を除いた生活保護の基準額が、一般勤労母子世帯における生活費とおおむね均衡をしていることなどから、平成17年度から段階的に縮小し、平成21年4月に廃止されたところでありますが、母子世帯の平均所得そのものが一般世帯の約4割程度となっており、母子加算の廃止を行うことにより、生活保護世帯の生活は一層厳しさを増しております。よって、憲法で保障された健康で文化的な最低限度の生活が営めるよう、生活保護における母子加算制度の復活の措置及び実態に即した加算の措置等を講じられるよう、国に対し強く要望しようとするものであります。
 議員各位の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
〇議長(佐々木一榮君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 ただいま議題となっております発議案第2号生活保護の母子加算復活等を求める意見書は、委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたします。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより、発議案第2号生活保護の母子加算復活等を求める意見書を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木一榮君) 起立多数であります。よって、発議案第2号生活保護の母子加算復活等を求める意見書は、原案のとおり可決されました。
   日程第28 発議案第3号義務教育費国庫負担制度の堅持及び国庫負担比率2分の1への復元を求める意見書及び日程第29 発議案第4号教育予算の拡充、教職員定数の改善を求める意見書
〇議長(佐々木一榮君) 次に、日程第28、発議案第3号及び日程第29、発議案第4号を一括議題といたします。
 提出者の説明を求めます。高橋商工文教委員長。
   〔商工文教委員長高橋博之君登壇〕

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