平成20年9月定例会 第7回岩手県議会定例会会議録

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〇商工文教委員長(亀卦川富夫君) 発議案第1号教育予算の拡充、教職員定数の改善を求める意見書につきまして、商工文教委員会提案でありますので、委員長であります私から提案理由の説明を行います。
 本発議案は、去る6月定例会において、請願陳情受理番号第28号教育予算の拡充、教職員定数の改善を求める請願が商工文教委員会に付託され、今期定例会において採択と決定したことに伴い、同趣旨の意見書を提案するものであります。
 その趣旨を説明いたしますと、義務教育費国庫負担金の負担割合が2分の1から3分の1に縮小されたことや地方交付税削減の影響、厳しい地方財政の状況などから、自治体において教育予算を確保することは困難となっている中、少人数教育の推進、学校施設、旅費・教材費、就学援助・奨学金制度など教育条件の自治体間格差が広がってきており、また、教職員の勤務実態の改善も喫緊の課題となっております。
 一方、就学援助受給者の増大にあらわれているように、家計の所得の違いが教育格差につながってきております。
 このような自治体の財政力や保護者の所得の違いによって、子供たちが受ける教育水準に格差があってはならないことから、国に対し、次の事項、すなわち、教職員が子供と向き合う時間の確保のため、義務制第8次・高校第7次教職員定数改善計画を実現すること及び30人以下学級の実現を図ること、学校施設整備費、就学援助・奨学金等の教育予算の充実のため、地方交付税を含む国の予算の拡充、教職員給与の財源の確保・充実や増大している超過勤務の実態を踏まえた給与措置と、そのための財源確保の実現などを要望しようとするものであります。
 議員各位の御理解と御賛同を賜わりますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。御清聴ありがとうございました。
〇議長(渡辺幸貫君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 ただいま議題となっております発議案第1号教育予算の拡充、教職員定数の改善を求める意見書は、委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたします。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより、発議案第1号教育予算の拡充、教職員定数の改善を求める意見書を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(渡辺幸貫君) 起立多数であります。よって、発議案第1号教育予算の拡充、教職員定数の改善を求める意見書は、原案のとおり可決されました。
   日程第34 発議案第2号生活品の物価高騰に対する緊急対策を求める意見書
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第34、発議案第2号生活品の物価高騰に対する緊急対策を求める意見書を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。千葉環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長千葉康一郎君登壇〕

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