○予算特別委員長報告
令和4年3月25日
 去る3月7日に行われました、予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には ハクセル美穂子さんが選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 予算特別委員会は、3月2日の本会議において設置され、同日、令和4年度の予算議案15件及びこれらに関連する議案11件、計26件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、総括質疑に知事の出席を求めて質疑を行うとともに、部局等ごとに主管部局等の長から議案の説明を受け、質疑を行った後、3月18日の午後に、世話人会を開催し、意見の取りまとめをいたしました。
 その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各案件について、その結果を申し上げます。
 まず、議案第2号令和4年度岩手県一般会計予算につきましては、次の意見、すなわち、令和4年度岩手県一般会計予算の執行に当たっては、審査の中で成果指標の妥当性や指標の見直しの必要性が指摘されていることから、次の点に留意されたい。
 人口減少対策については、若年女性の県外流出に歯止めをかけるため、県内で働く女性が抱える困難などの課題を的確に把握した上で、生み育てる環境の整備を図るほか、中長期的な戦略的施策を講じること。
 新型コロナウイルス感染症対策に当たっては、医療体制の充実や的確な経済対策が行われるよう課題を積極的に把握し、機動的に対応すること。
 厳しい県の財政状況のもと、県内の状況を把握し、国に対して財源の確保と地方の実情を反映した制度設計になるよう提言すること。
 また、東日本大震災津波からの復興の進捗や新型コロナウイルス感染症の状況など社会情勢の変化を見据えて、県民の幸福につながるよう、いわて県民計画次期アクションプランの策定に努められたい。
 旨の意見を付し、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第3号から議案第21号まで、議案第26号、議案第27号、議案第29号から議案第31号まで、及び議案第37号につきましては、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。