平成7年2月定例会 第17回岩手県議会定例会会議録

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〇議長(佐々木俊夫君) 今期定例会の閉会を宣するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 去る2月14日に開会し、28日間の長きにわたった今定例会も、平成7年度当初予算を初め、数多くの重要案件を審議し、本日をもって終了することができましたことは、ひとえに議員各位の御精励、御協力のたまものであり、衷心より感謝の意を表するものであります。
 私ども議員一同は、平成3年4月に県民の信託を受けて本議場に議席を得て以来、早くも4年の歳月が流れ、今ここに、任期最後の定例会を閉じようとしております。まことに感慨無量なるものを覚えるのであります。
 この4年間を顧みますと、東西冷戦構造が終息を告げるとともに、長引く景気の低迷や先般の阪神・淡路大震災の発生など、国の内外を問わず歴史的にも大きな事件が相次ぎ、多端をきわめたまさに激動の4年間でありました。
 本県におきましては、未曾有の大冷害に見舞われるなど、さまざまな試練に直面したのでありますが、執行部、議会相ともに全力を尽くしてこれらの難局を乗り越えるとともに、長年の課題であった東北新幹線盛岡以北の本格着工や本県オリジナル銘柄米の誕生、各種試験研究機関の整備、県立大学整備の着手、さらには県立病院等の整備充実など、県勢は着実に発展を遂げているところであります。特にも、世界規模や全国規模のいわゆる4大イベントを県民を挙げて成功させたことは、来るべき21世紀に向けた本県のさらなる飛躍の確かな礎が築かれたものと確信するものであります。
 ここに改めて、県民の皆様のたゆまぬ御努力と議員各位の御精励、執行部の方々の御尽力に対しまして、深く敬意を表するものであります。
 今、私どもは、県勢の発展と県民福祉の向上を願い、縦横の論陣を張ったこの議場に別れを告げようとしているのであります。本県を取り巻く内外の情勢が依然として厳しい状況下にあって、豊かで潤いのある県民生活の実現のため、渾身の努力を傾けてまいることを誓うものであります。
 工藤知事におかれましては、私どもと任期を同じくし、このたび後進に道を譲られることを決意されたところでありますが、この4年間、県政の最高責任者として多大の御尽力をいただきました。その御労苦と数々の輝かしい御功績に対しまして深甚なる敬意を表しますとともに、心から感謝申し上げます。また、今期限りで御勇退される議員の皆様には、まことにお名残惜しい限りでございます。皆様方の永年にわたる御尽↑はさん然として議会史に刻まれ、末長くたたえられるものと信じます。
 今後におきましては、くれぐれも御自愛の上、県勢発展のため御支援賜りますようお願い申し上げる次第であります。本当に長い間御苦労さまでございました。
 来るべき選挙に重ねて立候補される議員各位におかれましては、御健闘の上、見事当選の栄冠をかち得られ、全員、再び本議場に相まみえられんことを心から御祈念申し上げるものであります。
 終わりに、一昨年の6月県議会において、不肖私が議長に選任されて以来、先輩正副議長の御指導と議員各位の格別の御鞭撻に支えられ、また、知事を初め執行部の皆様の御協力により、吉田前副議長、山崎副議長ともども、議会運営の重責を果たさせていただきましたことに対し、幾重にも感謝申し上げますとともに、県議会に寄せていただきました報道関係の皆様の御厚情に深謝申し上げまして、ごあいさつといたします。まことにありがとうございました。(拍手)
 これをもって、本日の会議を閉じ、第17回県議会定例会を閉会いたします。(拍手)
   午後2時53分 閉 会

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