令和5年9月臨時会 第1回岩手県議会臨時会会議録 |
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〇知事(達増拓也君) 選挙後、初の県議会の開会に当たり、お許しをいただきまして御挨拶を申し上げます。
まず、このたびの選挙におきまして、見事当選の栄誉を得られました議員各位に対し、心からお祝いを申し上げます。 今回の知事選挙と県議会議員選挙では、知事候補、県議会議員候補それぞれが、選挙期間中に、県民の皆様と広く交わりながら、岩手の来し方行く末についての考えを深めることができました。また、県民の皆様には、投票を通じて岩手の未来に対する意思表示をしていただくことができ、非常に意義深いものであったと感じております。 私は、知事選挙を通じて、県民の生活と幸福のために、いわて県民計画(2019〜2028)の推進と幾つかの新たな政策を選挙公約に掲げ、県民の皆様から広範な御支持をいただき、県政を担わせていただくこととなりました。大変大きな御支持をいただいての当選に、この上ない喜びを感じますとともに、その責任の重大さに身の引き締まる思いであります。 このたびの選挙では、県内全市町村、各地域を回り、いわて県民計画(2019〜2028)の基本目標、東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き、復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわての実現に向けたアクションプランなどへの理解を求め、さまざまな課題や要望についても伺うことができました。 また、沿岸被災地では、東日本大震災津波の発災からおよそ12年半がたつ中で、犠牲になられた多くの方々への追悼の思いを新たにしつつ、新たな道路ネットワークや復興まちづくりなど復興事業の成果を生かし、新しい三陸、岩手県の創造へつなげてまいりたいと考えております。 現在、エネルギー、原材料、資材等、物価の高騰が県民生活や地域経済に大きな影響を与えています。今、目の前の緊急課題であるエネルギー、物価高騰に対しては、生活に困る方々、仕事、事業に困る方々に寄り添いながら、家計支援や農林水産業の生産資材対策等、迅速に対策を講じます。 本年7月公表の国の人口動態調査では、コロナ禍のさなかとはいえ、統計開始以来、初めて全都道府県で日本人の人口が減少となりました。また、出生数も80万人割れと過去最少を更新しました。人口減少の背景には県民一人一人の生きにくさがあり、これを生きやすさに変えるため、岩手県にかかわる全ての人をエンパワーしてまいります。 また、県では、国に先駆け、全国トップレベルの子供子育て環境の実現に向けて施策を加速しているところであります。今後、特に人口規模の小さな町村に配慮しながら、市町村相互や県、市町村との連携、協働を一層進め、人口減少問題に真正面から取り組んでまいります。 さらに、ニューヨークタイムズ紙の掲載を契機とした国内外の誘客の取り組みを強化し、さらなる交流人口の拡大を図ってまいります。 ILC実現に向けて、国内外の官民の研究者で構成されるILCテクノロジーネットワークの発足を契機に、研究者を初めとする全ての関係者と連携しながら、引き続き全力で取り組んでまいります。 今任期は、県政150周年記念期間と重なります。県議会の御協力と県民の皆様の幅広い参画をいただきながら、岩手県の歴史を振り返り、岩手県を発展させてきた先人に感謝し、岩手県の未来を展望しながら県政を推進してまいります。 なお、今後予定されている9月県議会定例会においては、早急に対応が必要なものについて御提案申し上げ、御審議を賜りたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、このたびの知事就任に当たり、人口減少問題に取り組み、希望郷いわて、その先へつながる道を切り開くべく、岩手県民の皆様とともに力を合わせて取り組んでまいる所存であります。 議員各位には、何とぞ格別の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶といたします。(拍手) 諸般の報告 〇議長(工藤大輔君) この際、諸般の報告をいたします。 知事から、報告の提出がありました。お手元に配付いたしてありますから、御了承願います。 〔参照〕 財第91号 令和5年9月19日 岩手県議会議長 様 岩手県知事 達 増 拓 也 報告の送付について 令和5年9月20日招集の岩手県議会臨時会に提出する下記の報告を別添のとおり送付します。 記 【報 告】 報告第1号 地方独立行政法人岩手県工業技術センターの業務の実績に関する評価結果の報告について 報告第2号 地方独立行政法人の常勤職員数の報告について 報告第3号 公立大学法人岩手県立大学の業務の実績に関する評価結果の報告について 報告第4号 公立大学法人岩手県立大学の中期目標に係る業務の実績に関する評価結果の報告について 報告第5号 職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について 報告第6号 道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について 〔報告の登載省略〕 〇議長(工藤大輔君) 次に、監査委員から、監査結果の報告2件、現金出納検査結果の報告3件を受理いたしました。監査結果の報告については、県公報登載をもって御了承願うこととし、現金出納検査結果の報告については、お手元に配付いたしてありますので、御了承願います。 〔報告の登載省略〕 〇議長(工藤大輔君) 次に、知事から、法人の経営状況説明書を受理いたしました。お手元に配付いたしてありますから、御了承願います。 〔法人の経営状況説明書の登載省略〕 日程第6 常任委員指名の件 〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第6、常任委員指名の件を議題といたします。 〔参照〕 総務委員会 高 橋 はじめ 名須川 晋 岩 渕 誠 千 葉 秀 幸 千 葉 伝 城 内 愛 彦 はぎの 幸 弘 村 上 秀 紀 佐々木 朋 和 ハクセル美穂子 文教委員会 関 根 敏 伸 小 西 和 子 上 原 康 樹 岩 崎 友 一 川 村 伸 浩 高橋 こうすけ 工 藤 大 輔 飯 澤 匡 斉 藤 信 小 林 正 信 環境福祉委員会 佐 藤 ケイ子 柳 村 一 畠 山 茂 福 井 せいじ 佐々木 宣 和 鈴 木 あきこ 吉 田 敬 子 佐々木 努 木 村 幸 弘 商工建設委員会 五日市 王 郷右近 浩 軽 石 義 則 神 崎 浩 之 臼 澤 勉 高 橋 穏 至 中 平 均 工 藤 剛 田 中 辰 也 農林水産委員会 佐々木 順 一 菅野 ひろのり 大久保 隆 規 佐々木 茂 光 松 本 雄 士 菅 原 亮 太 高 橋 但 馬 千 葉 盛 村 上 貢 一 高 田 一 郎 〇議長(工藤大輔君) お諮りいたします。常任委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、常任委員は、お手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。 各常任委員会は、委員長互選のため、あす21日午前10時に各委員会室にこれを招集いたします。改めて招集通知を差し上げませんので、御了承願います。 日程第7 議会運営委員指名の件 〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第7、議会運営委員指名の件を議題といたします。 〔参照〕 議会運営委員会 名須川 晋 岩 渕 誠 柳 村 一 大久保 隆 規 城 内 愛 彦 福 井 せいじ 高 橋 穏 至 はぎの 幸 弘 佐々木 朋 和 佐々木 努 〇議長(工藤大輔君) お諮りいたします。議会運営委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員は、お手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。 議会運営委員会は、委員長互選のため、本日、本会議散会後に議会運営委員会室にこれを招集いたします。改めて招集通知を差し上げませんので、御了承願います。 日程第8 報告第1号地方独立行政法人岩手県工業技術センターの業務の実績に関する評価結果の報告についてから日程第13 報告第6号道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてまで 〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第8、報告第1号から日程第13、報告第6号までを一括議題といたします。 提出者の説明を求めます。千葉総務部長。 〔総務部長千葉幸也君登壇〕 〇総務部長(千葉幸也君) ただいま議題とされました報告案件について御説明いたします。 報告第1号は、地方独立行政法人岩手県工業技術センターの業務の実績に関する評価結果について、報告第2号は、地方独立行政法人の常勤職員数について、報告第3号は、公立大学法人岩手県立大学の業務の実績に関する評価結果について、報告第4号は、公立大学法人岩手県立大学の中期目標に係る業務の実績に関する評価結果について、報告第5号は、職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分について、報告第6号は、道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分について、それぞれ報告するものであります。 よろしくお願い申し上げます。 〇議長(工藤大輔君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 午後2時7分 散 会 |
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