令和3年9月定例会 第17回岩手県議会定例会会議録

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〇決算特別委員長(小西和子君) 去る10月14日に行われました決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には田村勝則委員が選任されましたので、私から、当委員会における審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 決算特別委員会は、去る10月7日の本会議におきまして設置され、令和2年度の決算15件及び議案2件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、10月14日から8日間にわたって委員会を開き、知事の出席を求めて総括質疑を行った後、部局等ごとに、主管部局等の長から決算及び議案の内容等について詳細な説明を聞き、質疑を行った後、10月25日の午後に、世話人会を開催し、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査に当たりましては、終始、熱心に審査されたのでありますが、その経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各決算及び議案につきまして、その結果を申し上げます。
 まず、議案第28号令和2年度岩手県電気事業会計未処分利益剰余金の処分に関し議決を求めることについて及び議案第29号令和2年度岩手県工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分に関し議決を求めることについては、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、認定第1号令和2年度岩手県一般会計歳入歳出決算につきましては、次の意見、すなわち、新型コロナウイルス感染症対策として、医療体制の確保、雇用対策、経済対策に適時適切に取り組まれたい。
 人口減少対策として、特に、若者、女性や非正規雇用の労働者の雇用環境改善に注力されたい。
 環境の変化に対応した農林水産業の担い手の所得向上につながる施策を実施されたい。
 岩手県中期財政見通しを踏まえ、事業の検証結果に基づいて事業の選択と集中を行いながら、限られた財源の重点的かつ効果的な活用に努められたい旨の意見を付し、認定することに決定いたしました。
 次に、認定第2号令和2年度岩手県母子父子寡婦福祉資金特別会計歳入歳出決算から認定第15号令和2年度岩手県流域下水道事業会計決算までの以上14件につきましては、いずれも認定することに決定いたしました。
 以上をもって報告といたします。(拍手)
〇議長(五日市王君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより、議案第28号及び議案第29号を一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(五日市王君) 起立全員であります。よって、議案第28号及び議案第29号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、認定第1号令和2年度岩手県一般会計歳入歳出決算を採決いたします。
 本決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(五日市王君) 起立多数であります。よって、認定第1号令和2年度岩手県一般会計歳入歳出決算は、委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。
 次に、認定第2号から認定第15号までを一括して採決いたします。
 各決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(五日市王君) 起立全員であります。よって、認定第2号から認定第15号までは、委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。
   
   日程第18 議案第33号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第8号)から日程第20 報告第15号道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてまで
〇議長(五日市王君) 次に、日程第18、議案第33号から日程第20、報告第15号までを一括議題といたします。
 提出者の説明を求めます。白水総務部長。
   〔総務部長白水伸英君登壇〕
〇総務部長(白水伸英君) ただいま議題とされました各案件について御説明申し上げます。
 議案第33号は、令和3年度岩手県一般会計補正予算(第8号)であります。これは、新型コロナウイルス感染症対策として、社会生活、経済活動の回復への動きを支えるため、いわて旅応援プロジェクトを拡充するほか、農業者の支援や県産米の需要拡大に追加的に必要となる予算を計上するものであり、総額13億5、800万円余の増額補正を行おうとするものであります。
 補正の主なものは、米価下落緊急対策資金利子補給65万円、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時基金積立金100万円余、いわてのお米ブランド化生産販売戦略推進協議会負担金1億2、800万円、いわて旅応援プロジェクト推進費12億2、800万円余であります。
 報告第14号は、職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分について、報告第15号は、道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分について、それぞれ報告するものであります。
 以上でありますので、よろしく御審議の上、原案に御賛成くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(五日市王君) これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので発言を許します。斉藤信君。

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