平成27年9月臨時会 第1回岩手県議会臨時会会議録 |
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第1回岩手県議会臨時会会議録(第2号)
平成27年9月24日(木曜日) 議事日程 第2号 平成27年9月24日(木曜日)午後1時開議 第1 岩手県競馬組合議会議員の選挙 第2 報告第4号 岩手県信用保証協会が行う保証債務に係る求償権の放棄等の承認に関する報告について 第3 議案第1号 監査委員の選任に関し同意を求めることについて 日程第2 提案理由の説明 日程第3 提案理由の説明、採決 本日の会議に付した事件 1 日程第1 岩手県競馬組合議会議員の選挙 1 日程第2 報告第4号(提案理由の説明) 1 日程第3 議案第1号(提案理由の説明、採決) 1 委員会の閉会中の継続調査の件 1 発議案第1号(採決) 1 発議案第2号(提案理由の説明、採決) 1 議員派遣の件 出席議員(48名) 1 番 千 田 美津子 君 2 番 臼 澤 勉 君 3 番 千 葉 絢 子 君 4 番 ハクセル美穂子 君 5 番 菅野 ひろのり 君 6 番 柳 村 一 君 7 番 阿 部 盛 重 君 8 番 佐 藤 ケイ子 君 9 番 佐々木 宣 和 君 10 番 川 村 伸 浩 君 11 番 田 村 勝 則 君 12 番 工 藤 誠 君 13 番 高 田 一 郎 君 14 番 吉 田 敬 子 君 15 番 佐々木 努 君 16 番 千 葉 進 君 17 番 佐々木 朋 和 君 18 番 名須川 晋 君 19 番 軽 石 義 則 君 20 番 神 崎 浩 之 君 21 番 城内 よしひこ 君 22 番 福 井 せいじ 君 23 番 佐々木 茂 光 君 24 番 高 橋 孝 眞 君 25 番 木 村 幸 弘 君 26 番 小 西 和 子 君 27 番 工 藤 勝 博 君 28 番 高 橋 但 馬 君 29 番 小 野 共 君 30 番 郷右近 浩 君 31 番 高 橋 元 君 32 番 関 根 敏 伸 君 33 番 岩 崎 友 一 君 34 番 嵯 峨 壱 朗 君 35 番 中 平 均 君 36 番 五日市 王 君 37 番 斉 藤 信 君 38 番 小野寺 好 君 39 番 飯 澤 匡 君 40 番 渡 辺 幸 貫 君 41 番 佐々木 順 一 君 42 番 田 村 誠 君 43 番 伊 藤 勢 至 君 44 番 工 藤 勝 子 君 45 番 樋 下 正 信 君 46 番 柳 村 岩 見 君 47 番 千 葉 伝 君 48 番 工 藤 大 輔 君 欠席議員(なし) 説明のため出席した者 知事 達 増 拓 也 君 副知事 千 葉 茂 樹 君 企画理事 齋 藤 淳 夫 君 秘書広報室長 木 村 卓 也 君 総務部長 風 早 正 毅 君 政策地域部長 大 平 尚 君 環境生活部長 根 子 忠 美 君 保健福祉部長 佐々木 信 君 商工労働観光部長 菅 原 和 弘 君 農林水産部長 小 原 敏 文 君 県土整備部長 蓮 見 有 敏 君 復興局長 中 村 一 郎 君 国体・障がい者 スポーツ大会局長 岩 間 隆 君 会計管理者 紺 野 由 夫 君 医療局長 八重樫 幸 治 君 企業局長 菅 原 伸 夫 君 財政課総括課長 熊 谷 泰 樹 君 教育長 高 橋 嘉 行 君 警察本部長 堀 誠 司 君 職務のため議場に出席した事務局職員 事務局長 杉 村 孝 議事調査課 総括課長 菊 池 満 議事管理担当課長 渡 辺 謙 一 主任主査 中 村 佳 和 主任主査 藤 澤 壮 仁 主査 柳 原 悟 主査 田 内 慎 也 主査 菊 池 智 午後1時2分 開 議 〇議長(田村誠君) これより本日の会議を開きます。 諸般の報告 〇議長(田村誠君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 知事から、議案等の提出がありました。お手元に配付いたしてありますから、御了承願います。 〔参照〕 財第111号 平成27年9月18日 岩手県議会議長 田 村 誠 様 岩手県知事 達 増 拓 也 議案等の送付について 平成27年9月17日開会の岩手県議会臨時会に提出する下記の議案及び報告を別添のとおり送付します。 記 【議 案】 議案第1号 監査委員の選任に関し同意を求めることについて 【報 告】 報告第4号 岩手県信用保証協会が行う保証債務に係る求償権の放棄等の承認に関する報告について 〔議案及び報告の登載省略〕 〇議長(田村誠君) 次に、発議案2件が提出になっております。お手元に配付いたしてありますから、御了承願います。 発議案第1号 平成27年9月24日 岩手県議会議長 田 村 誠 様 議会運営委員会委員長 関 根 敏 伸 東日本大震災津波復興特別委員会の設置について 地方自治法第109条第6項及び岩手県議会会議規則第14条第2項の規定により、標記議案を別紙のとおり提出します。 〔参照〕 東日本大震災津波復興特別委員会の設置について 1 本議会に委員47人をもって構成する東日本大震災津波復興特別委員会を設置する。 2 議会は、東日本大震災津波復興特別委員会に対し、次の事件を付託する。 東日本大震災津波に係る復旧・復興等に関する調査について 3 東日本大震災津波復興特別委員会は、議会の閉会中も調査を行うことができるものとし、議会が本件の調査終了を議決するまで継続して調査を行うものとする。 発議案第2号 平成27年9月24日 岩手県議会議長 田 村 誠 様 提出者議員 軽 石 義 則 賛成者議員 斉 藤 信 小 西 和 子 吉 田 敬 子 安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書 岩手県議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。 〔参照〕 平成27年9月24日 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 外務大臣 様 防衛大臣 安全保障法制担当大臣 内閣官房長官 盛岡市内丸10番1号 岩手県議会議長 田 村 誠 安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書 憲法違反と指摘され、国民の多数が反対している安全保障関連法案が、強行採決されたことについて抗議するとともに、今国会で成立した安全保障関連法の廃止を強く求める。 理由 去る9月19日、参議院本会議において安全保障関連法が、十分な国会審議を経ることなく可決・成立した。 この法律は、安倍内閣が集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更を行い、武力攻撃事態法、PKO法など既存の10の法律を一括して改正する平和安全法制整備法と、新法の国際平和支援法である。 国会の審議を通じて憲法違反の法律であることが明白となり、戦闘地域での兵站活動、戦乱の続く地域での治安維持活動、核兵器・毒ガス兵器・劣化ウラン弾やクラスター爆弾まで輸送できるとする後方支援活動は憲法が禁じる武力行使そのものとなる。圧倒的多数の憲法学者、内閣法制局長官経験者、最高裁長官経験者が、安全保障関連法案は「違憲」と断じたことは極めて重大である。 各種世論調査でも、審議をすればするほど、国民の多数が安全保障関連法案に「反対」の声が広がり、「今国会で成立させるべきでない」が6割を超え、「政府の説明が不十分」とするものが8割を超えたことは、国民の理解が得られなかったことを示すものである。 国会審議の中では、自衛隊の内部文書も明らかになり、「軍軍間の調整所の設置」や「南スーダンのPKO活動での駆けつけ警護の実施」など、国会と国民にも示されないまま、戦争法ともいうべき安全保障関連法の成立を前提とした具体化が図られていたことは極めて重大な事態であり、徹底した審議が求められるものである。 よって、憲法の根幹に係わるこの法律が十分な審議を行うことなく成立したことは極めて遺憾であることから、安全保障関連法案の強行採決に抗議するとともに、国においては、今国会で成立した安全保障関連法を廃止するよう強く要望する。 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 〇議長(田村誠君) 次に、各委員長から、総務委員長に小野共君、副委員長に佐々木茂光君が、環境福祉委員長に佐々木努君、副委員長に佐々木朋和君が、商工文教委員長に高橋但馬君、副委員長にハクセル美穂子さんが、農林水産委員長に高橋孝眞君、副委員長に田村勝則君が、県土整備委員長に中平均君、副委員長に佐藤ケイ子さんが、議会運営委員長に関根敏伸君、副委員長に岩崎友一君がそれぞれ当選された旨、報告がありました。 次に、各委員長から、委員会の閉会中の継続調査の申し出があります。 次に、岩手県競馬組合議会議員の任期満了に伴い、知事から、後任議員の選出について申し出があります。 日程第1 岩手県競馬組合議会議員の選挙 〇議長(田村誠君) これより本日の議事日程に入ります。 日程第1、岩手県競馬組合議会議員6人の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。 岩手県競馬組合議会議員に郷右近浩君、軽石義則君、柳村岩見君、城内よしひこ君、飯澤匡君、工藤誠君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました郷右近浩君、軽石義則君、柳村岩見君、城内よしひこ君、飯澤匡君、工藤誠君を岩手県競馬組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました郷右近浩君、軽石義則君、柳村岩見君、城内よしひこ君、飯澤匡君、工藤誠君が岩手県競馬組合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました郷右近浩君、軽石義則君、柳村岩見君、城内よしひこ君、飯澤匡君、工藤誠君が議場におられますので、本席から会議規則第29条の規定による告知をいたします。 日程第2 報告第4号岩手県信用保証協会が行う保証債務に係る求償権の放棄等の承認に関する報告について 〇議長(田村誠君) 次に、日程第2、報告第4号岩手県信用保証協会が行う保証債務に係る求償権の放棄等の承認に関する報告についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。風早総務部長。 〔総務部長風早正毅君登壇〕 〇総務部長(風早正毅君) ただいま議題とされました報告案件について御説明いたします。 報告第4号は、岩手県信用保証協会が行う保証債務に係る求償権の放棄等の承認について御報告するものであります。 よろしくお願い申し上げます。 日程第3 議案第1号監査委員の選任に関し同意を求めることについて 〇議長(田村誠君) 次に、日程第3、議案第1号監査委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。千葉副知事。 〔副知事千葉茂樹君登壇〕 〇副知事(千葉茂樹君) ただいま議題とされました人事案件について御説明いたします。 議案第1号は、今回の県議会議員の改選に伴い、高橋元氏及び嵯峨壱朗氏を監査委員に選任するため、議会の同意を求めようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案に御同意くださるようお願いいたします。 〇議長(田村誠君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案は、人事案件でありますので、会議規則第34条第3項の規定及び先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、これより議案第1号監査委員の選任に関し同意を求めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号監査委員の選任に関し同意を求めることについては、これに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号監査委員の選任に関し同意を求めることについては、これに同意することに決定いたしました。 委員会の閉会中の継続調査の件 〇議長(田村誠君) 次に、お諮りいたします。この際、委員会の閉会中の継続調査の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、この際、委員会の閉会中の継続調査の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 〔参照〕 委員会の閉会中の継続調査事件 1 常任委員会 (1) 事 件 総務委員会 総務委員会の所管に属する事項の調査について 環境福祉委員会 環境福祉委員会の所管に属する事項の調査について 商工文教委員会 商工文教委員会の所管に属する事項の調査について 農林水産委員会 農林水産委員会の所管に属する事項の調査について 県土整備委員会 県土整備委員会の所管に属する事項の調査について (2) 調査期間 議員の任期中 (3) 理 由 委員会運営上必要なため 2 議会運営委員会 (1) 事 件 次に掲げる事項の調査について ① 議会の運営に関する事項 ② 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項 ③ 議長の諮問に関する事項 (2) 調査期間 議員の任期中 (3) 理 由 議会運営上必要なため 〇議長(田村誠君) お諮りいたします。委員会の閉会中の継続調査の件につきましては、各委員長から、お手元に配付いたしてあるとおり申し出がありますが、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、本件は各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。 発議案第1号東日本大震災津波復興特別委員会の設置について 〇議長(田村誠君) お諮りいたします。この際、発議案第1号東日本大震災津波復興特別委員会の設置についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第1号東日本大震災津波復興特別委員会の設置についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております本案は、各会派の賛同を得た委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項及び第3項の規定並びに先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 これより、発議案第1号東日本大震災津波復興特別委員会の設置についてを採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(田村誠君) 起立全員であります。よって、発議案第1号東日本大震災津波復興特別委員会の設置については、原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。ただいま設置されました東日本大震災津波復興特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、議長を除く全議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、議長を除く全議員を東日本大震災津波復興特別委員に選任することに決定いたしました。 東日本大震災津波復興特別委員会は、委員長互選のため、本日の会議終了後、特別委員会室にこれを招集いたします。改めて招集通知を差し上げませんので、御了承願います。 発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書 〇議長(田村誠君) お諮りいたします。この際、発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書は、緊急を要するとして、日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議があるようですので、起立により採決をいたします。 発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書を日程に追加し、直ちに議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(田村誠君) 起立多数であります。よって、発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。軽石義則君。 〔19番軽石義則君登壇〕 〇19番(軽石義則君) 改革岩手、軽石義則でございます。 私から、安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書についての御提案をさせていただきます。 憲法違反と指摘され、国民の多数が反対をしている安全保障関連法案が強行採決されたことについて抗議するとともに、今国会で成立した安全保障関連法の廃止を強く求めるものであります。 理由といたしましては、去る9月19日、参議院本会議において、安全保障関連法が十分な国会審議を経ることもなく可決、成立をいたしました。 この法律は、安倍内閣が集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更を行い、武力攻撃事態法、PKO法など、既存の10の法律を一括して改正する平和安全法制整備法と新法の国際平和支援法であります。 国会の審議を通じて憲法違反の法律であることが明白となり、戦闘地域での兵たん活動、戦乱の続く地域での治安維持活動、核兵器、毒ガス兵器、劣化ウラン弾やクラスター爆弾まで輸送できるとする後方支援活動は、憲法が禁ずる武力行使そのものとなります。圧倒的多数の憲法学者、内閣法制局長官経験者、最高裁長官経験者が、安全保障関連法案は違憲と断じたことは極めて重大であります。 各種世論調査でも、審議をすればするほど、国民の多数が安全保障関連法案に反対の声が広がり、今国会で成立させるべきではないが6割を超え、政府の説明が不十分とするものが8割を超えたことは、国民の理解が得られなかったことを示すものであります。 国会審議の中では、自衛隊の内部文書も明らかになり、軍軍間の調整所の設置や南スーダンのPKO活動での駆けつけ警護の実施など、国会と国民に示されないまま、戦争法とも言うべき安全保障関連法の成立を前提とした具体化が図られていたことは極めて重大な事態であり、徹底した審議が求められるものであります。 よって、憲法の根幹にかかわるこの法律が十分な審議を行うことなく成立したことは極めて遺憾であることから、安全保障関連法案の強行採決に抗議するとともに、国においては、今国会で成立した安全保障関連法を廃止するよう強く要望するものであります。 以上の理由により、提出をさせていただきます。 議員各位の御賛同を賜るようお願いを申し上げ、提案といたします。(拍手) 〇議長(田村誠君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書は、会議規則第34条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書は、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより、発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(田村誠君) 起立多数であります。よって、発議案第2号安全保障関連法案の強行採決に抗議し今国会で成立した安全保障関連法の廃止を求める意見書は、原案のとおり可決されました。 議員派遣の件 〇議長(田村誠君) 次に、お諮りいたします。この際、議員派遣の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、議員派遣の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 〔参照〕 議員派遣の件の議員派遣一覧
〇議長(田村誠君) お諮りいたします。本件は、お手元に配付いたしました1件についてでありますが、会議規則第116条第1項の規定により議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(田村誠君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 閉 会 〇議長(田村誠君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を閉じ、第1回県議会臨時議会を閉会いたします。 午後1時22分 閉 会 |
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