平成25年9月定例会 第12回岩手県議会定例会会議録 |
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〇37番(斉藤信君) 日本共産党の斉藤信でございます。
認定第13号2012年度岩手県立病院等事業会計決算に反対の討論を行います。 被災された県立病院の医師、看護師はもとより、県立病院の職員が県民の命と健康、地域医療を守るために日夜献身的に取り組まれていることに心から敬意と感謝を申し上げるものであります。しかしながら、県立病院で働く医師はもとより、看護師等の勤務環境は、高齢化や医療の高度化のもとで業務量が増大しており、苛酷な状況となっています。 反対する最大の理由は、看護師等の大幅な増員の要求に背を向け、2012年度は看護師を33人も削減したことであります。 医療局の決算審査でも具体的に示しましたが、県立病院の看護師の勤務環境は苛酷なものとなっています。年次休暇の取得は平均で8.3日、中央病院の場合は5.3日となっており、生理休暇はわずか2.7日で、ほとんどとれない状況であります。全体で151人の退職者のうち、75人が定年前の中途退職者であります。3交代勤務自身が看護師にとって苛酷なものでありますが、月8日夜勤の原則が崩され、月9日夜勤が当たり前になりつつあります。中央病院では、育児休業38人、産前産後休暇13人、育児時間10人、夜勤免除30人となっており、合計93人が配慮の必要な看護師です。若い看護師の職場でありますから、これは特別のことではなく、こうした状況を踏まえた看護師の体制の確保が必要です。実態は、看護師不足のために、妊娠している看護師も夜勤の体制に組み込まれています。 今県議会で3万7、000人余の署名を集めた県立病院の医師、看護師など医療従事者の大幅な増員を求める請願が全会一致で採択されたことは、画期的で重要な出来事でありました。この請願採択と各県議の質問を受け、医療局長が、現在策定中の次期県立病院の経営計画で、看護師130人を初め、全体で322人の増員を行うことを表明したことは重要なことであります。 看護師のことしの採用試験では、172人の採用予定者に対して、応募者は128人にとどまりました。44人も不足する状況となっています。看護師確保にとって重大な転換点に直面していると言わなければなりません。 医療局長は、私の質問に対し、看護師不足のままでは県立病院が回らない、運営できなくなるという認識は同じと答えました。大幅な増員で、仕事に誇りとやりがいを感じられる勤務環境の改善を図ることは、県立病院の維持発展にとっても急務中の課題だと言わなければなりません。130人の増員にとどまることなく、大幅な増員を目指すべきであります。 また、昨年度、県立病院職員の努力で13億円余の純利益となったことは評価します。この利益を、医師、看護師等の大幅な増員に振り向けるべきであります。 被災した県立病院の再建整備の計画も示されました。医師、看護師等医療関係者の意見、要望を踏まえるとともに、地域住民の要望に応えて、復興のシンボルになる病院の早期の再建整備に取り組むよう求めるものであります。 最後に、消費税負担額が累積で143億円に及びます。これは、累積赤字192億円の74%を占めるものであります。8%増税なら年間10億円の負担増、10%なら15億円の負担となるとの答弁もありました。消費税の大増税は、私たちの暮らしを破壊するとともに、県立病院と地域医療にとっても、死活にかかわる許されない大増税であることも浮き彫りとなりました。消費税の大増税に反対する取り組みを強化するよう求めるものであります。 以上申し上げ、日本共産党を代表しての反対討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 〇議長(千葉伝君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第39号から議案第41号までを一括して採決いたします。 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(千葉伝君) 起立全員であります。よって、議案第39号から議案第41号までは、委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に、認定第13号平成24年度岩手県立病院等事業会計決算を採決いたします。 本決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(千葉伝君) 起立多数であります。よって、認定第13号平成24年度岩手県立病院等事業会計決算は、委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第2号から認定第12号まで、認定第14号及び認定第15号を一括して採決いたします。 各決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(千葉伝君) 起立全員であります。よって、認定第2号から認定第12号まで、認定第14号及び認定第15号は、委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。 日程第18 委員会の閉会中の継続審査の件 〇議長(千葉伝君) 次に、日程第18、委員会の閉会中の継続審査の件を議題といたします。 〔参照〕 委員会の閉会中の継続審査事件 1 継続審査 決算特別委員会 認定第1号 平成24年度岩手県一般会計歳入歳出決算 〇議長(千葉伝君) お諮りいたします。委員会の閉会中の継続審査の件につきましては、決算特別委員長からお手元に配付いたしてあるとおり申し出がありますが、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(千葉伝君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 日程第19 議案第47号災害公営住宅(陸前高田市中田地区)新築(建築)(第2工区)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてから日程第22 報告第12号岩手県信用保証協会が行う保証債務に係る求償権の放棄等の承認に関する報告についてまで 〇議長(千葉伝君) 次に、日程第19、議案第47号から日程第22、報告第12号までを一括議題といたします。 提出者の説明を求めます。小田島総務部長。 〔総務部長小田島智弥君登壇〕 〇総務部長(小田島智弥君) ただいま議題とされました各案件について説明申し上げます。 議案第47号から議案第49号までの3件は、東日本大震災津波からの迅速な復興に向けて、災害公営住宅の建築工事に係る請負契約の締結に関し議決を求めようとするものであります。 報告第12号は、岩手県信用保証協会が行う保証債務に係る求償権の放棄等の承認について報告するものであります。 以上でありますので、よろしく御審議の上、原案に賛成くださるようお願いいたします。 〇議長(千葉伝君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、ただいま議題となっております議案第47号から議案第49号までは、県土整備委員会に付託いたします。 〇議長(千葉伝君) この際、暫時休憩いたします。 午後1時22分 休 憩 出席議員(46名) 1 番 高 田 一 郎 君 2 番 清 水 恭 一 君 3 番 名須川 晋 君 5 番 神 崎 浩 之 君 6 番 城 内 愛 彦 君 7 番 福 井 せいじ 君 8 番 佐々木 茂 光 君 9 番 佐々木 努 君 10 番 佐々木 朋 和 君 11 番 軽 石 義 則 君 13 番 吉 田 敬 子 君 14 番 後 藤 完 君 15 番 岩 渕 誠 君 16 番 郷右近 浩 君 17 番 高 橋 孝 眞 君 18 番 岩 崎 友 一 君 19 番 高 橋 但 馬 君 20 番 小 野 共 君 21 番 高 橋 元 君 22 番 木 村 幸 弘 君 23 番 久 保 孝 喜 君 24 番 小 西 和 子 君 25 番 喜 多 正 敏 君 26 番 工 藤 大 輔 君 27 番 熊 谷 泉 君 28 番 嵯 峨 壱 朗 君 29 番 工 藤 勝 子 君 30 番 工 藤 勝 博 君 31 番 高 橋 昌 造 君 32 番 五日市 王 君 33 番 及 川 あつし 君 34 番 小田島 峰 雄 君 35 番 大 宮 惇 幸 君 36 番 飯 澤 匡 君 37 番 斉 藤 信 君 38 番 佐々木 順 一 君 39 番 及 川 幸 子 君 40 番 伊 藤 勢 至 君 41 番 樋 下 正 信 君 42 番 柳 村 岩 見 君 43 番 千 葉 伝 君 44 番 佐々木 大 和 君 45 番 佐々木 博 君 46 番 渡 辺 幸 貫 君 47 番 田 村 誠 君 48 番 小野寺 好 君 欠席議員(なし) 説明のため出席した者 休憩前に同じ 職務のため議場に出席した事務局職員 休憩前に同じ 午後3時11分 再開 〇議長(千葉伝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 報 告 〇議長(千葉伝君) 県土整備委員長から委員会報告書が提出されておりますが、後刻詳細に報告を求めますので、朗読を省略いたします。 日程第19 議案第47号災害公営住宅(陸前高田市中田地区)新築(建築)(第2工区)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてから日程第21 議案第49号災害公営住宅(大船渡市下欠地区)新築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてまで(続) 〇議長(千葉伝君) 日程第19、議案第47号から日程第21、議案第49号までの議事を継続いたします。 各案件に関し、委員長の報告を求めます。郷右近県土整備委員長。 〔県土整備委員長郷右近浩君登壇〕 |
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