平成22年9月臨時会 第17回岩手県議会臨時会 会議録

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〇13番(高橋博之君) 今回の副知事の選任について同意を求めることについては、知事の任期が残り7カ月の段階で唐突に出された異例の人事案件であり、二元代表制の一翼を担う我々議会人としては、昨年、議員発議によって制定した岩手県議会基本条例第10条に定めるとおり、副知事の選任の理由、適格性などについて慎重に吟味する責任がありました。しかし、そうした責任を果たすための所信聴取、質疑、討論が封殺されてしまったことはまことに遺憾であります。議会運営委員会は、論点及び争点を明確にして合意形成の方向性を見出すという、合議制の機関たる議会としての機能を発揮せず採決を強行したことは議会基本条例第13条に反するものであり、あるべき議会運営を逸脱するものであります。
 昨年、地域主権時代にふさわしい地方議会を目指し、全会一致で可決した議会基本条例はいわば議会の最高規範であり、これに対する違反は県議会として悪例を残すことになり、我が会派としては認めることができません。したがって、議長の岩手県議会基本条例についての見解を問うとともに、議会運営委員長の昨日の議運における採決についての見解を問いたいと思います。議長において、よろしくお取り計らいをお願いいたします。
〇議長(佐々木一榮君) ただいまの議事進行ということで、議会基本条例にかかわる議長の見解を求められましたが、同様の質問を議会運営委員会でもちょうだいをいたしましたが、いずれ、私の見解ということで議会運営委員会で申し上げておりますので、議会運営委員会に参加の方からお聞きをいただきたいというように思います。
   〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕

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