平成22年9月臨時会 第17回岩手県議会臨時会 会議録

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〇45番(千葉伝君) ただいまの及川あつし議員とも重なる部分がありますが、知事から上程された今回の副知事の人事案件、議案第1号については昨日に議運でこの取り扱いを協議したと、こういうことであります。議論をしたということで、その議運のメンバーの中に私は入っておりませんが、会派である程度把握しているつもりであります。
 今回の人事案件については、私ども自由民主クラブ会派を含めて、民主党以外の方々が主張した、いわゆる人事案件の取り扱いというものが、先例ということを大事にするということから質疑、討論なしということで採決されたということであります。私は、今回、臨時議会を開催してまで緊急的な案件かという、事の重要なものだと理解をするところでありますし、提案された副知事の予定者の履歴の部分を見ますと、財務省からおいでになるということであります。こういったことは、一方では地方分権ということを考えれば、こういったやり方については……。
〇議長(佐々木一榮君) 千葉伝君に申し上げます。
 議事進行でございますので簡潔にお願いします。
〇45番(千葉伝君)(続) はい、わかりました。逆行すると、こういうようなこともあるわけです。まして、県財政厳しき折ということから、なぜ今の時期に、残り7カ月という任期もあるわけですが、そういったタイミングでこの案件を出してくるということについて疑義を感じるということで、議運の場でいろいろと協議をしていただいたと。結果として、質疑、討論はなくなったと、こういうことであります。
 それで、先例を重視するということであれば議会運営委員会という場、その場では私は採決をしないというのが先例じゃないのかなと思っております。過去の分では、たしか覆面問題で採決したということは記憶しておりますが、議事進行をかけた理由は、こういったやり方について私どもは議会の立場、議会人としては、県民にしっかり開かれた議会の運営をすべきだと、こういう観点から、議運の場での中身がしっかりと県民に伝わらない場合もあると。したがって、今回、本会議の場を通してこの議運でやられた経緯、結果、そういったものを議運の委員長からぜひ説明をしていただきたいと、こういうことでありますので、議長からお取り計らいを願いたいと思います。
〇議長(佐々木一榮君) 千葉伝君に申し上げたいと思いますが、ただいまの議事進行は、議会運営委員長に対して議会運営委員会の議論の経過について説明を願いたいということでありましたが、各会派から代表の議会運営委員会のメンバーが出ておりまして、昨日とまたきょう、さまざま議論を重ねてきた経過がございまして、それを受けての本日の本会議の開会となりましたので、あえてここで委員長の報告は求めないということにしたいと思いますので、御了承をお願いしたいと思います。
〇45番(千葉伝君) 私、最後の言葉で言いました。議運の場で言ったものが県民にしっかりと伝わらない部分があるだろうと。そういうことから、本会議場でその経過をしっかりと議事録にも残す必要もあるだろうし、県民にしっかりと説明すること、そういったことで私はぜひ委員長に説明を求めたいと、こういう趣旨でありますので、ぜひそこを議長にお取り計らい願いたいと、こういうことであります。
〇議長(佐々木一榮君) お取り計らい願いたいということでありますが、本日の議会運営委員会におきましても、委員長の本会議での報告についても議論があったところであります。会派から出ている議会運営委員会のメンバーはそれを重々御承知だと思いますし、委員長の報告はしないということで議会運営委員会を閉じておりますので、御了承をお願いしたいと思います。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案は、人事案件でありますので、会議規則第34条第3項の規定及び先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕

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