平成21年2月定例会 第10回岩手県議会定例会 会議録

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〇議会のあり方調査特別委員長(佐々木一榮君) 議会のあり方調査特別委員会のこれまでの調査経過と結果につきまして御報告いたします。
 本委員会は、平成19年6月定例会において設置されて以来、25回にわたり委員会を開催し、付託を受けた議会基本条例に関する調査について調査、検討を行ってまいりました。
 具体的には、先行事例の比較検討、本県条例の基本的考え方や盛り込むべき項目の整理、条例案文の検討等を経て、昨年9月に条例素案を策定したところであります。
 その条例素案に対しまして学識経験者から意見を聴取するとともに、県民説明会を実施し、その中で提言された意見を踏まえてさらに修正を加え、昨年の12月定例会に岩手県議会基本条例案を発議し、可決制定されたところであります。
 また、条例制定後は、4月1日の施行に向け、条例の考え方をまとめた逐条解説を作成するとともに、本条例に基づく岩手県議会の新たな取り組みの具体化に向けた検討を行い、その素案もまとめ、議会運営委員会に提出したところであります。
 調査の経過と結果につきましては以上のとおりでありますが、議会基本条例は、条例の制定が最終的なものではなく、むしろ施行後の実践こそが重要であります。
 この条例は、我々議会が、県民から選ばれた県民全体の奉仕者であるという誇りと、議会の果たすべき役割を一層自覚するとともに、この条例の内容を実践していくことにより、県民の意向を反映し、真に県民に開かれた議会、県民に信頼される議会を構築し、県民福祉の向上及び県勢の発展に寄与することを決意し、制定したものであります。
 議員各位におかれましては、改めましてこの条例の制定に込められた思いを認識し、この条例に規定した内容について実践していかれるとともに、さらにより実効性のある条例となるよう不断に見直しを行っていかれることを切に望むものであります。
 最後に、終始、精力的に御審議いただきました各委員の皆様に対しまして、改めて感謝と敬意を表しまして、議会のあり方調査特別委員会の報告といたします。(拍手)
〇議長(渡辺幸貫君) お諮りいたします。本調査事件については、これをもって調査を終了したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(渡辺幸貫君) 御異議なしと認めます。よって、本調査事件については、これをもって調査を終了することに決定いたしました。
   日程第56 発議案第3号第71回国民体育大会の開閉会式及び陸上競技の開催地選定に関する決議
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第56、発議案第3号第71回国民体育大会の開閉会式及び陸上競技の開催地選定に関する決議を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。佐々木博君。
   〔32番佐々木博君登壇〕

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