平成20年6月定例会 第6回岩手県議会定例会会議録

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第6回岩手県議会定例会会議録(第1号)
平成20年6月24日(火曜日)
議事日程 第1号
 平成20年6月24日(火曜日)午後1時開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 請願陳情撤回の件
第4 議案第1号 岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて
第5 議案第2号 岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて
第6 議案第3号 公平委員会の事務の受託の協議の専決処分に関し承認を求めることについて
第7 議案第4号 岩手県農政審議会条例及び岩手県水産審議会条例の一部を改正する条例
第8 議案第5号 一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例
第9 議案第6号 職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例
第10 議案第7号 職員の懲戒の手続及び効果等に関する条例及び職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例
第11 議案第8号 岩手県県税条例の一部を改正する条例
第12 議案第9号 農村地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例
第13 議案第10号 中心市街地における県税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例
第14 議案第11号 県立学校授業料等条例の一部を改正する条例
第15 議案第12号 国民健康保険法に基づく岩手県調整交付金の交付に関する条例の一部を改正する条例
第16 議案第13号 温泉法施行条例の一部を改正する条例
第17 議案第14号 岩手県立学校設置条例の一部を改正する条例
第18 議案第15号 岩手県漁業指導調査船建造の請負契約の締結に関し議決を求めることについて
第19 議案第16号 海岸保全施設整備事業下荒川地区水門土木工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて
第20 議案第17号 損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについて
第21 報告第1号 平成19年度岩手県一般会計繰越明許費の繰越しの報告について
第22 報告第2号 平成19年度岩手県県有林事業特別会計繰越明許費の繰越しの報告について
第23 報告第3号 平成19年度岩手県流域下水道事業特別会計繰越明許費の繰越しの報告について
第24 報告第4号 平成19年度岩手県一般会計予算中歳出予算の事故繰越しの報告について
第25 報告第5号 平成19年度岩手県立病院等事業会計予算中支出予算の繰越額の使用計画の報告について
第26 報告第6号 職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について
第27 報告第7号 道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について
第28 発議案第1号 「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについて
第29 発議案第2号 平成20年岩手・宮城内陸地震災害の復旧対策について
第30 議員派遣の件
 (日程第4から日程第27まで 提案理由の説明)
本日の会議に付した事件
1 日程第1 会議録署名議員の指名
1 日程第2 会期決定の件
1 日程第3 請願陳情撤回の件
1 日程第4 議案第1号から日程第27 報告第7号まで(提案理由の説明)
1 日程第28 発議案第1号から日程第29 発議案第2号まで(採決)
1 日程第30 議員派遣の件
出席議員(47名)
1  番 木 村 幸 弘 君
2  番 久 保 孝 喜 君
3  番 小 西 和 子 君
4  番 工 藤 勝 博 君
5  番 岩 渕   誠 君
6  番 郷右近   浩 君
7  番 高 橋   元 君
8  番 喜 多 正 敏 君
9  番 高 橋 昌 造 君
10  番 菅 原 一 敏 君
11  番 小野寺 有 一 君
12  番 熊 谷   泉 君
14  番 高 橋 博 之 君
15  番 亀卦川 富 夫 君
16  番 中 平   均 君
17  番 五日市   王 君
18  番 関 根 敏 伸 君
19  番 三 浦 陽 子 君
20  番 小田島 峰 雄 君
21  番 高 橋 比奈子 君
22  番 高 橋 雪 文 君
23  番 嵯 峨 壱 朗 君
24  番 及 川 あつし 君
25  番 飯 澤   匡 君
26  番 田 村   誠 君
27  番 大 宮 惇 幸 君
28  番 千 葉 康一郎 君
29  番 新居田 弘 文 君
30  番 工 藤 大 輔 君
31  番 佐々木 順 一 君
32  番 佐々木   博 君
33  番 工 藤 勝 子 君
34  番 平 沼   健 君
35  番 樋 下 正 信 君
36  番 柳 村 岩 見 君
37  番 阿 部 富 雄 君
38  番 斉 藤   信 君
39  番 吉 田 洋 治 君
40  番 及 川 幸 子 君
41  番 佐々木 一 榮 君
42  番 伊 藤 勢 至 君
43  番 渡 辺 幸 貫 君
44  番 小野寺 研 一 君
45  番 千 葉   伝 君
46  番 佐々木 大 和 君
47  番 菊 池   勲 君
48  番 小野寺   好 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
知事     達 増 拓 也 君
副知事     宮 舘 壽 喜 君
企画理事 勝 部   修 君
会計管理者 古 内 保 之 君
総合政策部長 菊 池 秀 一 君
地域振興部長 藤 尾 善 一 君
環境生活部長 瀬 川   純 君
保健福祉部長 岩 渕 良 昭 君
商工労働観光部長 廣 田   淳 君
農林水産部長 高前田 寿 幸 君
県土整備部長 佐 藤 文 夫 君
総務部長 川 窪 俊 広 君
医療局長 田 村 均 次 君
企業局長 千 葉 勇 人 君
参事兼予算調製課 高 橋   信 君
総括課長
教育長     法 貴   敬 君
警察本部長 三 枝   守 君
職務のため議場に出席した事務局職員
事務局長 大 矢 正 昭
議事調査課長 浅 田 和 夫
議事担当課長 保 原 良 和
主任主査 菊 池 達 也
主査     鈴 木 文 彦
主査     菊 池 芳 彦
午後1時4分 開会・開議
〇議長(渡辺幸貫君) これより第6回県議会定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
   黙 祷
〇議長(渡辺幸貫君) 去る6月14日に発生した、平成20年岩手・宮城内陸地震による被害はまことに甚大であり、被災された方々に対しまして、心からお見舞いを申し上げますとともに、県議会といたしましても、執行機関ともども、一日も早い復旧に努力しなければならないものと存じます。
 この際、今次災害の痛ましい犠牲者に対し、黙をささげたいと存じますので、一同御起立をお願いします。
   〔全員起立〕
〇議長(渡辺幸貫君) 黙祷。
   〔黙祷〕
〇議長(渡辺幸貫君) 黙祷を終わります。
 御着席願います。
   6月14日の平成20年岩手・宮城内陸地震による災害についての報告
〇議長(渡辺幸貫君) 6月14日の平成20年岩手・宮城内陸地震による災害について、総務部長から発言を求められておりますので、発言を許します。
   〔総務部長川窪俊広君登壇〕
〇総務部長(川窪俊広君) 6月14日8時43分に発生した平成20年岩手・宮城内陸地震について、被害状況及び応急対策等の状況を御報告申し上げます。
 地震の資源地は岩手県内陸南部、震源の深さは約8キロメートルで、マグニチュードは7.2であり、本県における震度は、奥州市で震度6強を記録したほか、各地で激しい揺れを観測したところであります。
 県では、8時43分の地震の発生後、直ちに岩手県災害対策本部を設置したほか、関係市町においても災害対策本部を設置したところであります。加えて、緊急消防援助隊や警察の広域緊急援助隊、自衛隊、海上保安庁、県内消防機関の応援隊など、県内外から多大な支援をいただきながら、被害状況の把握、人命救助及び復旧活動に当たったところであります。
 まず、災害救助法の適用についてでありますが、県では、余震が続く中、多数の方々が避難を必要とする状況が生じたことを受け、一関市、奥州市など、5市町に災害救助法を適用したところであります。
 次に、この地震による6月23日現在の被害の状況についてでありますが、住民等の被害といたしましては、人的被害については、まことに残念ながら死者が2名となったほか、負傷者37名、うち重傷者が9名、軽傷者が28名となっております。
 また、物的被害につきましては、住宅の半壊2棟、一部損壊321棟など、非住家を含めまして335棟の建物被害が生じております。
 また、施設等の物的被害につきましては、県内16市町に及び、医療・福祉施設、教育施設などのほか、公共土木施設、農林水産業施設、ライフラインなどに大きな被害が発生しております。
 被害総額は現時点で271億円余となっており、現在、関係機関と連携しながら、さらに被害額を調査中でございます。
 次に、避難の状況について申し上げます。
 現在、避難所へは奥州市で8世帯15名、一関市で11世帯40名が避難しております。炊き出し等の食料の供与、飲料水の供給などを行うとともに、避難住民の心のケアを含めた健康管理について、市と連携しながら健康相談を実施するなどの対策を講じているところであります。
 また、被災された方々への支援策として、災害援護資金などの融資制度の周知を図るとともに、要援護者等の社会福祉施設等への受け入れなどの支援対策を関係市町と連携を図りながら進めているところであります。
 最後に、今後の対策、支援策等についてでありますが、土木施設につきましては、のり面崩壊や路面損傷による道路の通行どめ箇所の復旧工事に着手しているほか、大規模な斜面崩落による河道閉塞によりせきとめられている河川の国直轄による応急工事や、一般住宅等の応急危険度判定活動を行うなど、被災地域の安全の確保に努めているところであります。
 農林水産業関係につきましては、農地・農業用施設、林業施設及び林地荒廃などについて関係機関と合同で調査を実施の上、応急的な復旧工事に着手しておりますほか、二次災害に備えた安全対策を講じているところであります。
 また、被害を受けた農林漁業者等に対する共済金の早期支払い、資金の円滑な融通や既貸付金の償還猶予等を関係機関・団体等に要請するとともに、緊急的な技術指導等を行いながら復旧に努めているところであります。そのほかにも、関係部局が全力を挙げて市町村の支援やライフラインの復旧、中小企業対策、観光振興、生活再建対策、居住の確保、警戒・捜索活動などに取り組むこととしているところであります。
 今後におきましても、余震や雨による被害の拡大のおそれがありますことから、地域の安全確保を第一としながら、災害復旧事業を早急に進めるとともに、被災市町の復旧・復興について積極的に支援してまいりたいと存じます。
 以上をもちまして報告を終わらせていただきます。
   諸般の報告
〇議長(渡辺幸貫君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 知事から、議案等の提出がありました。それぞれお手元に配付いたしてありますから、御了承願います。
〔参照〕
                          予 第 69 号
                          平成20年6月20日
 岩手県議会議長 渡 辺 幸 貫 様
                   岩手県知事 達 増 拓 也 
   議案等の送付について
 平成20年6月24日招集の岩手県議会定例会に提出する下記の議案及び報告を別添のとおり送付します。
                 記
 【議 案】
議案第1号 岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて
議案第2号 岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて
議案第3号 公平委員会の事務の受託の協議の専決処分に関し承認を求めることについて
議案第4号 岩手県農政審議会条例及び岩手県水産審議会条例の一部を改正する条例
議案第5号 一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例
議案第6号 職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例
議案第7号 職員の懲戒の手続及び効果等に関する条例及び職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例
議案第8号 岩手県県税条例の一部を改正する条例
議案第9号 農村地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例
議案第10号 中心市街地における県税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例
議案第11号 県立学校授業料等条例の一部を改正する条例
議案第12号 国民健康保険法に基づく岩手県調整交付金の交付に関する条例の一部を改正する条例
議案第13号 温泉法施行条例の一部を改正する条例
議案第14号 岩手県立学校設置条例の一部を改正する条例
議案第15号 岩手県漁業指導調査船建造の請負契約の締結に関し議決を求めることについて
議案第16号 海岸保全施設整備事業下荒川地区水門土木工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて
議案第17号 損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについて
 【報 告】
報告第1号 平成19年度岩手県一般会計繰越明許費の繰越しの報告について
報告第2号 平成19年度岩手県県有林事業特別会計繰越明許費の繰越しの報告について
報告第3号 平成19年度岩手県流域下水道事業特別会計繰越明許費の繰越しの報告について
報告第4号 平成19年度岩手県一般会計予算中歳出予算の事故繰越しの報告について
報告第5号 平成19年度岩手県立病院等事業会計予算中支出予算の繰越額の使用計画の報告について
報告第6号 職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について
報告第7号 道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について
   〔議案及び報告の登載省略〕
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、発議案2件が提出になっております。お手元に配付いたしてありますから、御了承願います。
発議案第1号
                          平成20年6月24日
 岩手県議会議長 渡 辺 幸 貫 様
            平泉世界文化遺産推進調査特別委員会委員長  
                         佐々木 一 榮 
   「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについて
 地方自治法第110条第5項において準用する同法第109条第7項及び岩手県議会会議規則第14条第2項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
〔参照〕
                          平成20年6月24日 
 衆議院議長
 参議院議長
 内閣総理大臣 様
 外務大臣
 文部科学大臣
 文化庁長官
               盛岡市内丸10番1号
                 岩手県議会議長 渡 辺 幸 貫 
   「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについて
 「平泉の文化遺産」(平泉―浄土思想を基調とする文化的景観)が、本年7月の世界遺産委員会において、登録の決定がなされるよう、なお一層の御尽力を賜りたい。
理由
 平泉は、12世紀に奥州藤原氏による浄土思想を基調として完成された当時の日本の北方領域における政治・行政上の拠点であり、自然地形に順応して造られた施設とその周辺の農村は、世界に誇れる良好な文化的景観が形成されています。
 また、「平泉の文化遺産」の根底には、「平和」を求める精神と、人と自然が共に生きる「環境」の精神が深く根づいており、今の時代にあって、その普遍的な価値はより一層、重要性が増してきております。
 本県では、平成20年の世界遺産登録を目指して取組みを展開してきましたが、本年5月に国際記念物遺跡会議(イコモス)から「登録延期」の勧告が示されたところであります。
 しかし、我々岩手県民は、すべての人々が平和に暮らせるようにという平泉の理念は、世界に対しても十分に貢献できるものと考えており、「平泉の文化遺産」は世界遺産に登録する価値があると確信しております。
 本県の先人は、これまで800年もの間、この文化遺産を守り続けてきたところであり、今後、岩手県民は、将来にわたって人類共通の文化遺産として大切に守り伝えていく覚悟でおります。
 つきましては、本県としても最大限の協力・支援をしていく考えでありますが、国においても、7月の世界遺産委員会での登録決定に向け、なお一層の御尽力を賜るよう、要望いたします。
 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
発議案第2号
                          平成20年6月24日 
 岩手県議会議長 渡 辺 幸 貫 様
              議会運営委員会委員長 佐々木   博 
   平成20年岩手・宮城内陸地震災害の復旧対策について
 地方自治法第109条の2第5項において準用する同法第109条第7項及び岩手県議会会議規則第14条第2項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
〔参照〕
                          平成20年6月24日 
 衆議院議長
 参議院議長
 内閣総理大臣
 総務大臣
 財務大臣
 文部科学大臣 様
 厚生労働大臣
 農林水産大臣
 経済産業大臣
 国土交通大臣
 環境大臣
 防災担当大臣
               盛岡市内丸10番1号
                 岩手県議会議長 渡 辺 幸 貫 
   平成20年岩手・宮城内陸地震災害の復旧対策について
 平成20年6月14日に発生した平成20年岩手・宮城内陸地震災害の早期復旧策を講じられたい。
理由
 平成20年6月14日に発生した平成20年岩手・宮城内陸地震は、最大震度6強と極めて激烈な地震であり、岩手・宮城両県において、多くの方々の尊い命が奪われたほか、多くの方々が負傷している。また、震源が、岩手・宮城県境に近かったことから、両県の中山間地域を中心に、道路や橋りょうをはじめとする公共土木施設、農地・農業用施設、林業施設、民間住宅及び観光施設等、その甚大な被害は広範囲にわたっている。
 このため、本県では、国、宮城県及び被災市町と協力し、応急対策を講じるとともに、災害復旧と被災住民への支援に万全を期しているが、これに伴い、今後多大な財政負担が見込まれるところである。
 よって、国においては、被災住民の民生の安定と公共福祉の増進を図るため、引き続き地震災害の復旧対策を支援するとともに、被災住民の社会生活基盤の復興に向けて、金融支援を行い、医療施設、社会福祉施設、公共土木施設、農地・農業用施設、林業施設、水道施設、文教施設及び観光施設などの復旧等を支援し、更に、地震災害対策を強化するよう強く要望する。
 また、災害復旧費、災害救助費等の地方負担の増大に対処するため、激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の早期適用や特別交付税等の必要な財源措置を講じられるよう強く要望する。
 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、監査委員から、監査結果の報告2件、現金出納検査結果の報告3件を受理いたしました。監査結果の報告については、県公報登載をもって御了承願うこととし、現金出納検査結果の報告については、お手元に配付いたしてありますので、御了承願います。
   〔報告の登載省略〕
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、知事から法人の経営状況説明書を受理いたしました。お手元に配付いたしてありますから、御了承願います。
   〔法人の経営状況説明書の登載省略〕
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、知事から提出されました議案中、議案第14号は、地方公務員法第5条第2項の規定により、人事委員会の意見を聞くこととなっております。あらかじめ当職からその手続をいたしておきましたから、御了承願います。
 次に、請願陳情1件を受理いたしましたので、お手元に配付いたしてあります請願陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたしました。
 なお、今後受理するものにつきましては、文書表をもって通知いたしますので、御了承願います。
   〔請願陳情文書表は付録の議決目録参照〕
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、請願陳情撤回の申し出が1件あります。
 次に、平泉世界文化遺産推進調査特別委員長から、委員長に佐々木一榮君、副委員長に工藤勝子さんが当選された旨、報告がありました。
 次に、会議規則第114条の2第1項ただし書きの規定により、当職において議員派遣を決定いたしました。お手元に配付いたしてありますから、御了承願います。
   〔報告の登載省略〕
   日程第1 会議録署名議員の指名
〇議長(渡辺幸貫君) これより本日の議事日程に入ります。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第113条の規定により、関根敏伸君、三浦陽子さん、樋下正信君、亀卦川富夫君を指名いたします。
   日程第2 会期決定の件
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から7月7日までの14日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(渡辺幸貫君) 御異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決定いたしました。
   休会
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、お諮りいたします。6月25日から6月27日までの3日間は、議案調査のため、及び7月3日、7月4日の2日間は、委員会審査のため、休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(渡辺幸貫君) 御異議なしと認めます。よって、6月25日から6月27日までの3日間は、議案調査のため、及び7月3日、7月4日の2日間は、委員会審査のため、休会とすることに決定いたしました。
   日程第3 請願陳情撤回の件
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第3、請願陳情撤回の件を議題といたします。
〔参照〕
議事日程第1号中 日程第3 請願陳情撤回の件の撤回請求のある請願陳情一覧
(総務委員会付託の分)
受理
番号
 請 願 陳 情 の 件 名提出者の住所及び氏名理 由
24県が分離発注する専門の改修工事における入札参加資格についての請願盛岡市みたけ6丁目1番23号
岩手県防水工事業協同組合
理事長 小林 敏英
諸般の事情のため

〇議長(渡辺幸貫君) 本件は、お手元に配付いたしました1件でありますが、提出者から撤回の申し出がありますので、承認することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(渡辺幸貫君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、承認することに決定いたしました。
   日程第4 議案第1号岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてから日程第27 報告第7号道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてまで
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第4、議案第1号から日程第27、報告第7号までを一括議題といたします。
 提出者の説明を求めます。川窪総務部長。
   〔総務部長川窪俊広君登壇〕
〇総務部長(川窪俊広君) ただいま議題とされました各案件について御説明いたします。
 議案第1号から議案第3号までの3件は、岩手県県税条例の一部を改正する条例等の専決処分に関し承認を求めるものであります。
 議案第4号から議案第14号までの11件は条例議案でありますが、これは、岩手県農政審議会条例及び岩手県水産審議会条例の一部を改正する条例など、11件の条例改正を行おうとするものであります。
 議案第15号は、漁業指導調査船建造の請負契約の締結に関し議決を求めようとするものであります。
 議案第16号は、工事の請負契約の締結に関し議決を求めようとするものであります。
 議案第17号は、損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めようとするものであります。
 報告第1号から報告第4号までは、平成19年度一般会計及び特別会計の繰越明許費の繰越し及び事故繰越しについて報告するものであります。
 報告第5号は、公営企業予算に係る支出予算の繰越額の使用計画について報告するものであります。
 報告第6号は、職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分について、また、報告第7号は、道路の管理に関する事故に係る損害賠償事件に関する専決処分について、それぞれ報告するものであります。
 以上でありますので、よろしく御審議の上、原案に御賛成くださるようお願いいたします。
   日程第28 発議案第1号「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについて及び日程第29 発議案第2号平成20年岩手・宮城内陸地震災害の復旧対策について
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第28、発議案第1号及び日程第29、発議案第2号を一括議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件は、各会派の賛同を得た委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項及び第3項の規定並びに先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(渡辺幸貫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 これより、発議案第1号及び発議案第2号を一括して採決いたします。
 各案件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(渡辺幸貫君) 起立全員であります。よって、発議案第1号及び発議案第2号は、原案のとおり可決されました。
   日程第30 議員派遣の件
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第30、議員派遣の件を議題といたします。
〔参照〕
議事日程第1号中 日程第30 議員派遣の件の議員派遣一覧
派遣の目的派遣場所期間派遣議員
平成20年岩手・宮城内陸地震被害現地調査一関市
奥州市
平成20年6月25日佐々木 一榮 議員
及川 幸子 議員
新居田 弘文 議員
千葉 康一郎 議員
樋下 正信 議員
平沼   健 議員
小野寺 有一 議員
飯澤   匡 議員
亀卦川 富夫 議員
阿部 富雄 議員

〇議長(渡辺幸貫君) この際、お諮りいたします。先ほど決定いたしました発議案第1号「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについての意見書を提出するため、佐々木一榮君を、6月26日、東京都に派遣したいと考えますので、お手元に配付いたしました1件に追加し、あわせて議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(渡辺幸貫君) 御異議なしと認め、よって、この際、お手元に配付の1件に、「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについての意見書を提出するため、佐々木一榮君を、6月26日、東京都に派遣する件を追加した2件について議題とすることに決定いたしました。
 お諮りいたします。お手元に配付いたしました1件及び「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについての意見書を提出するため、佐々木一榮君を、6月26日、東京都に派遣する件の2件について、会議規則第114条の2第1項の規定により、議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(渡辺幸貫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
〇議長(渡辺幸貫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後1時20分 散会

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