〇予算特別委員長報告
平成13年3月27日
 去る3月12日に行われました、予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には佐々木一榮君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 予算特別委員会は、7日の本会議において設置され、平成13年度の予算15件及びこれらに関連する議案20件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、各部局ごとに主管部局長から議案の説明を聞き、質疑を行った後、22日の午後に、各会派の代表の方々にお集まり願い、意見の取りまとめをいたしました。
 その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各案件について、その結果を申し上げます。
 議案第1号につきましては、次の意見、すなわち、我が国経済情勢は、依然個人消費が伸び悩み、失業率が高水準で推移するとともに、生産も弱含みとなり、景気の改善に足踏みがみられるなど厳しい状況にある中にあって、平成13年度における本県財政は、県税や地方交付税などに従来のような伸びが期待できない一方、県債残高の抑制にも努めなければならない状態にあり、一段と厳しい環境下に置かれるものと予想される。
 また、地方分権が実行段階に入った今日、新たな行政ニーズに的確に対応しながら、岩手県総合計画に掲げる諸施策を積極的に進める必要があり、これらにより増大する財政需要に対応するため、これまでにも増して機動的かつ効率的な行政運営が求められているところである。
 このようなことから、今後の財政運営に当たっては、行政システム改革大綱に基づいた行財政改革を一層推進するとともに、自主財源の更なる確保を図るなど、引き続き財政運営の健全化に努められたい。
 また、地域経済の動向に配慮し、その活性化を図る観点から、雇用対策や県内各産業の振興、環境への取組みなど、必要な施策を適時適切に実施するとともに、職員の士気のなお一層の高揚を図り、その創意と工夫により、岩手県総合計画に描く豊かさとゆとりを実感できる魅力ある地域社会の形成と地域の特性を生かした県土の均衡ある発展が実現できるよう、更に努力せられたい旨の意見を付し、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第11号から議案第13号まで、議案第16号から議案第21号まで、議案第33号から議案第36号まで、議案第38号、議案第42号、議案第46号、議案第50号及び議案第51号につきましては、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第2号から議案第10号まで、議案第14号、議案第15号、議案第31号、議案第32号、議案第37号、議案第40号及び議案第48号につきましては、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。