〇予算特別委員長報告
平成12年3月28日
 去る3月13日に行われました、予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には伊藤勢至君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 予算特別委員会は、8日の本会議において設置され、平成12年度の予算15件及びこれらに関連する議案34件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、各部局ごとに主管部局長から議案の説明を聞き、質疑を行った後、23日の午後に、各会派の代表の方々にお集まり願い、意見の取りまとめをいたしました。
 その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各案件について、その結果を申し上げます。
 議案第1号につきましては、次の意見、すなわち、平成12年度における本県財政は、経済情勢が緩やかな改善を続けているとはいえ、依然として厳しい状況を脱していない中にあって、県税収入の伸び悩みや、国庫支出金の伸びに多くを期待できない一方、公債費などの義務的経費の増加などにより、一段と厳しい財政環境下に置かれるものと予想される。
 このようなことから、今後の財政運営に当たっては、行政システム改革大綱に基づき、歳出の徹底した見直しを進めるとともに、県税等の自主財源については、可能な限りその確保を図るなど、引き続き、財政運営の健全化に努められたい。
 また、地域経済の動向に配慮し、その活性化を図る観点から、雇用対策、中小企業対策等の景気回復に向けた取組みなど、適時適切な措置を講ずるとともに、岩手県総合計画に基づく新しい岩手づくりの実質的なスタートの年として、同計画に掲げる各般の施策を積極的に展開し、県民が豊かさやゆとりを実感できる地域社会の形成と地域の特性を生かした県土の均衡ある発展に、更に努力せられたい旨の意見を付し、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第11号から議案第13号まで、議案第15号から議案第21号まで、議案第32号、議案第35号、議案第36号、議案第43号、議案第44 号、議案第46号、議案第51号、議案第54号、議案第57号、議案第65号及び議案第100号につきましては、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第2号から議案第10号まで、議案第14号、議案第29号から議案第31号まで、議案第33号、議案第34号、議案第37号、議案第39号、議案第41号、議案第42号、議案第45号、議案第48号から議案第50号まで、議案第55号、議案第58号、議案第60号及び議案第62号につきましては、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。