〇予算特別委員長報告
平成11年3月15日
 去る3日に行われました、予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には菊池雄光君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 予算特別委員会は、2月26日の本会議において設置され、平成11年度の予算15件及びこれらに関連する議案37件につきまして審査の付託を受けたので
ありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、各部局ごとに主管部局長から議案の説明を聞き、質疑を行った後、11日の午後に、各会派の代表の方々
にお集まり願い、意見の取りまとめをいたしました。
 その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各案件について、その結果を申し上げます。
 議案第1号につきましては、次の意見、すなわち、平成11年度における本県財政は、長引く景気の低迷などにより、県税が大幅に落ち込むとともに、国庫支
出金等の伸びが期待できない一方で、公債費などの義務的経費の増加が見込まれることから、これまでになく厳しい財政環境下に置かれるものと予想される。
 このようなことから、今後の財政運営に当たっては、行政システム改革大綱に基づき、歳出の徹底した見直しを進めるとともに、県税等の自主財源については、可能な限りその確保を図るなど、引き続き、財政運営の健全化に努められたい。
 また、地域経済の動向に配慮し、その活性化を図る観点から、適時適切な措置を講ずるとともに、平成11年度を緒とする新しい総合計画に基づく諸施策を着
実に推進し、活力ある地域社会の形成と地域の特性を生かした県土の均衡ある発展に、更に努力せられたい旨の意見を付し、多数をもって原案を可とすることに
決定いたしました。
 次に、議案第11号、議案第12号、議案第16号から議案第21号まで、議案第26号、議案第29号から議案第37号まで、議案第40号、議案第43
号、議案第45号から議案第47号まで、議案第49号、議案第50号、議案第52号及び議案第54号から議案第64号までにつきましては、多数をもって原
案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第2号から議案第10号まで、議案第13号から議案第15号まで、議案第27号及び議案第28号につきましては、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。