〇予算特別委員長報告
平成9年3月25日
 去る10日に行なわれました、予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には久保田晴弘君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 予算特別委員会は、5日の本会議において設置され、平成9年度の予算15件及びこれらに関連する議案57件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、各部局ごとに主管部局長から議案の説明を聞き、質疑を行った後、19日の午後に、各会派の代表の方々にお集まり願い、意見の取りまとめをいたしました。
 その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各案件について、その結果を申し上げます。
 議案第6号につきましては、次の意見、すなわち、平成9年度における本県財政は、経済動向等から見て、税収や国庫補助金、地方交付税の伸びに多くを期待できず、また、歳出面においては、公債費等の義務的経費の増加や県立大学整備、東北新幹線建設促進など、多様な財政需要の増大が見込まれることなどから、一段と厳しい財政環境下に置かれるものと予想される。このような、厳しい財政環境を踏まえ、財政運営に当たっては、経費の節減合理化、財源の効率的活用の徹底、行財政運営を地方分権の時代を展望した機動的、効率的なものに改善するための行政改革に積極的に取り組まれるとともに、第三次岩手県総合発展計画の後期実施計画に基づく諸政策について、より一層積極的に推進し、活力ある地域社会の形成と地域の特性を生かした県土の均衡ある発展にさらに努力せられたい。旨の意見を付し、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第16号から議案第18号まで、議案第20号から議案第25号まで、議案第32号から議案第49号まで、議案第51号から議案第55号まで、議案第57号から議案第68号まで、議案第70号から議案第72号まで、及び議案第74号から議案第84号までにつきましては、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第7号から議案第15号まで、議案第19号、議案第27号、議案第56号、及び議案第86号につきましては、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。