〇予算特別委員長報告
平成8年3月26日
 去る11日に行われました予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には水上信宏君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 予算特別委員会は、去る6日の本会議において設置され、平成8年度の予算15件及びこれらに関連する議案16件につきまして、審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、各部局ごとに主管部局長から議案の説明を聞き、質疑を行った後、21日の午後に、各会派の代表の方々にお集まり願い、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので、省略をさせていただき、以下、各案件についてその結果を申し上げます。
 議案第1号につきましては、次の意見、すなわち平成8年度における本県財政は、県内経済の動向等から見て、自主財源の大宗をなす県税や地方交付税の伸びに期待できず、また、歳出面においては、公債費等の義務的経費の増加や、多様な財政需要の増大が見込まれることなどから、一段と厳しい財政環境下に置かれるものと予想される。
 このような、厳しい財政環境を踏まえ、財政運営に当たっては、経費の節減合理化、財源の効率的活用の徹底、行政改革大綱に基づく行政改革の逐次具体化に取り組まれるとともに、第三次岩手県総合発展計画の後期実施計画のスタートの年として、県民福祉の向上など各般にわたる施策について、より一層積極的に推進し、活力ある地域社会の形成と地域の特性を生かした県土の均衡ある発展に、さらに努力せられたい旨の意見を付し、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号、議案第15号から議案第21号まで、議案第23号及び議案第28号から議案第33号までにつきましては、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第2号から議案第12号まで、議案第14号、議案第27号、議案第40号及び議案第41号につきましては、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって、報告を終わります。