〇予算特別委員長報告
平成7年3月13日
 去る14日に行われました予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には佐藤知世君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 予算特別委員会は、去る2月24日の本会議において設置され、平成7年度の予算15件及びこれに関連する議案24件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、各部局ごとに主管部局長から議案の説明を聞き、質疑を行った後、9日の午後に各会派の代表の方々にお集まり願い、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略をさせていただき、以下、各案件についてその結果を申し上げます。
 議案第1号につきましては、次の意見、すなわち平成7年度における本県財政は、県内経済の動向等からみて、自主財源の大宗をなす県税収入の伸びや地方交付税に多くを期待できず、また、歳出面においては公債費等の義務的経費の増加や、多様な財政需要の増大が見込まれることなどから、引き続き厳しい財政環境下におかれるものと予測される。
 このような、厳しい財政環境を踏まえ、財政運営に当たっては、自主財源の確保及び経費の節減合理化に一層努力し、多様化、高度化する県民の行政需要に適切に対処するため、第三次岩手県総合発展計画に即した各種社会資本の整備促進と県民福祉の増進に資する各般の施策を積極的に展開することはもとより、社会情勢の変化等に対応した新たな施策をも取り込み、活力ある地域社会の形成と地域の特性を生かした県土の均衡ある発展にさらに努力せられたい旨の意見を付し、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号、議案第27号から議案第33号まで、議案第36号から議案第40号まで、議案第42号、議案第44号、議案第45号、議案第48号及び議案第49号につきましては、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第2号から議案第12号まで、議案第14号から議案第20号まで、議案第23号及び議案第50号につきましては、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。